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病態RNA制御学

 RNAはDNAからタンパク質へと至る配列情報を仲介する分子として働くだけでなく、その加工や調節を担う機能分子としても活躍します。また、疾患においては特定のRNAの量が増減することがあり、そのパターンが病態の理解のヒントとなります。さらに、RNAを標的分子とした疾患治療法や、RNAを利用した疾患治療薬が登場しています。

 当研究室では、このような「RNA」に注目し、神経疾患・筋疾患の発症メカニズムの解明と治療標的分子の特定、そして治療分子の開発に取り組んでいます。特に、アルツハイマー病の発症リスクに関わる遺伝子の発現制御と、繰り返し配列の伸長を原因とする疾患(筋強直性ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症、神経核内封入体病など)における異常なRNAの動態制御の解明に力を入れています。

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