臨床感染症学

臨床感染症学研究室へようこそ!

感染症は抗微生物薬やワクチンの発展により大きく制御されてきましたが、近年は薬剤耐性菌の拡大や新興・再興感染症の出現により、その脅威は再び深刻化しています。このような状況の中で、限られた治療手段を最大限に活用し、個々の患者に最適な治療を提供することが求められています。

私たちの研究室では、薬学的視点から感染症治療および感染制御の最適化に取り組んでいます。抗感染症薬の適正使用治療薬物モニタリング(TDM)、および臨床データ(患者情報)の解析を基盤として、実臨床に直結するエビデンスの創出を目指しています。また、薬物動態・薬力学(PK/PD)の理解に基づいた投与設計や、感染対策の実践に資する研究にも力を入れています。

これらの研究を通じて、エビデンスに基づく感染症治療の発展に貢献するとともに、臨床現場と研究をつなぐことのできる薬剤師・研究者の育成を目指します。

研究室メンバー

研究テーマ

  • 重症・複雑性MRSA感染症患者におけるバンコマイシン曝露指標(AUC24/MIC比)と30日死亡に関する研究
  • 外来患者におけるボリコナゾールの血中濃度モニタリングの評価と臨床的意義に関する研究
  • 入院患者を対象としたボリコナゾールのTDMの有用性と投与設計の最適化に関する研究
  • β-ラクタム系抗菌薬アレルギー申告と手術部位感染リスクに関するメタアナリシス
  • 手術部位感染予防を目的とした術中抗菌薬追加投与に関するメタアナリシス
  • 偏性嫌気性菌が検出された症例における真の菌血症とコンタミネーションを鑑別する因子の検討
  • カンジダ菌血症における死亡予測スコア(Pitt candidemia score)と治療薬選択の有用性に関する研究

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