生涯学習

認定薬剤師研修制度

薬剤師生涯学習講座 e-Learningコース

講義動画をご自宅のパソコンとインターネットを利用することで受講できます。
90分の講義に対して1単位と定めております。(2018年4月改訂)

          

受講後の認定単位(シール)発行につきましては、なるべく取りまとめの上、ご請求くださいますよう、お願いいたします。          

尚、認定単位(シール)と受講証明書は2週間程度で郵送いたします。

          

2024年度 開催概要

2024年度は、新システムの試験運用を開始しました。

※2023年度の申込み受付は終了しました。

※本学へ認定申請する際には、全単位をeラーニングの単位で揃えることも可能です。
 ただし、本学では、eラーニングによる 1 日あたりの取得認定単位は 4 単位が上限です。

※他プロバイダで認定申請をする予定のある方は、受講前に申請先のプロバイダの認定要件を必ず御確認ください。

 
2023年度収録講座   臨床薬物動態学(E13)
※上記は大学3年生の授業を収録したものです。

  改めて薬理学を学ぶ 皮膚に作用する薬物(E14)
※上記は大学3年生向けの講義に、コンテンツを追加した講座です。

  外来がん化学療法の現状(F01)
 
2022年度収録講座   改めて薬理学を学ぶ(E11)
※上記は大学2年生の授業を収録したものです。

  薬から心へ ~ 薬剤師のためのカウンセリングマインドとメンタルケアプログラム(E12)

  外来がん化学療法の現状(F01)
※上記は病院薬学コース特別講演会を収録した講座を含みます。
 
2021年度収録講座   外来がん化学療法の現状(F01)
  緩和ケア 入門編・実践編(F02)
  改めて薬理学を学ぶ(E08)

  改めて薬理学を学ぶ 感染症と薬(E10)
※上記は大学3年生の授業を収録したものです。
 
2020年度収録講座   漢方・鍼灸 東洋医学の理論と臨床の実際 (A01)
  漢方・鍼灸 重要漢方処方解説 (A02)
  外来がん化学療法の現状(F01)
  緩和ケア 入門編・実践編(F02)
  小児期・周産期の薬物療法のポイント(E09)

2019年度収録講座   漢方・鍼灸 東洋医学の理論と臨床の実際 (A01)
  漢方・鍼灸 高齢者医療に対する漢方治療 (A03)
  漢方・鍼灸 漢方医学の現代医学的解釈と臨床応用 (A04)

  薬物治療学Ⅵ 婦人科系疾患の薬物治療(E06)
※上記は大学6年生の授業を収録したものです。
  薬物治療学Ⅴ 緩和医療(E07)
※上記は大学5年生の授業を収録したものです。
 
2018年度収録講座 漢方・鍼灸 東洋医学の理論と臨床の実際 (A01)
漢方・鍼灸 漢方エキス製剤のDrug Informationと服薬指導 (A02)
漢方・鍼灸 重要漢方処方(A03)
漢方・鍼灸 漢方医学の現代医学的解釈と臨床応用 (A04)
薬剤師が果たすべき職責(E05)
対 象
薬剤師

視聴可能期間

公開日から2024年3月10日(日)まで

受講料

2023年度
収録講座
■臨床薬物動態学 13,000円(税込)
※上記は大学3年生の授業を収録したものです。

■改めて薬理学を学ぶ 皮膚に作用する薬物 1,000円(税込)
※上記は大学3年生向けの講義に、コンテンツを追加した講座です。

■外来がん化学療法の現状 3,000円(税込)

※各講座は、1コマ1,000円からお申込みいただけます。

※明治薬科大学卒業生は半額、維持員は無料

※維持員の方は、申込フォームの維持員に必ずチェックを入れてください。
2022年度
収録講座
■改めて薬理学を学ぶ 6,000円(税込)
※大学2年生の講義を収録した講座です。

■薬から心へ ~ 薬剤師のためのカウンセリングマインドとメンタルケアプログラム 7,000円(税込)
※瞑想の実践(20分程度)があります。

■外来がん化学療法の現状 6,000円(税込)
※肺がんの講座は2コマあります。
2021年度
収録講座
■外来がん化学療法の現状 4,000円(税込)

■緩和ケア 入門編 1,000円(税込)

■改めて薬理学を学ぶ 4,000円(税込)
※大学3年生の講義を収録した講座です。

■改めて薬理学を学ぶ 感染症と薬 3,000円(税込)
※大学3年生の講義を収録した講座です。
2020年度
収録講座
■漢方・鍼灸 6,000円(税込)

■外来がん化学療法の現状 5,000円(税込)

■緩和ケア 入門編・実践編 4,000円(税込)

■小児期・周産期の薬物療法のポイント 1,000円(税込)
2019年度
収録講座
■漢方・鍼灸 12,000円(税込)
※2018年度と同じ演題の講座があります。既に受講済みの方は内容が重複する場合がございます。予めご了承ください。

■薬物治療学Ⅵ 婦人科系疾患の薬物治療 2,000円(税込)
※大学6年生の講義を収録した講座です。

■薬物治療学Ⅴ 緩和医療 4,000円(税込)
※大学5年生の講義を収録した講座です。
2018年度
収録講座
■漢方・鍼灸 18,000円(税込)

■薬剤師が果たすべき職責 1,000円(税込)

募集期間

2023年4月20日(木)から2024年1月15日(月)まで

生涯研修認定単位

本学の生涯研修認定単位は、薬剤師認定制度認証機構(CPC)より、認定薬剤師研修制度としての認証(認証番号G06)を受けており、
日本薬剤師研修センターをはじめ、各生涯研修プロバイダー(GXX)と一定の単位数内で相互に互換性が​認められています。

他機関の認定制度の​互換詳細は各研修機関のサイトをご確認ください。
薬剤師認定制度認証機構(CPC)

受講申込み受付

※2023年度の申込み受付は終了しました。

留意点

  • 集合研修と重複しての単位取得はできません。
  • 受講に際して、パソコンまたは、タブレット端末とインターネット環境が必要となります。
  • タブレット端末に対応いたしました。スライドの文字等が小さい場合がございます。予めご了承ください。
  • インターネット接続が途中で切断される場所でのご利用はお控えください。受講ログが残らない可能性がございます。接続の安定した環境で受講ください。
  • 単位付与の有無に関わらず、一度納入いただいた受講料の返金はできませんのでご注意下さい。
  • 講師の都合により、公開の延滞・差し控えが生じる場合もございます。その場合も受講料の返金はございません。予めご了承ください。
  • 講座で使用しているテキストが必要な場合は、各自でご購入ください。

参考動画

単位申請

お申込み頂いた全ての講座の受講を完了されましたらご連絡ください。年度内に2回まで受講証明書(単位シール含む)を無料で発行いたします。
ご希望の際は下記問い合わせのメールアドレスへご連絡ください。

単位取得に関するFAQ

Q. 2018年度の集合研修を受講した。2018年度のeラーニングを受講して単位を取得できるか?
A. 講座が重複するので新たに単位を取得することはできません。

Q. 2018年度のeラーニングを受講して単位を取得した。2019年度もeラーニングを受講しようと思うが、演題が同じ講座の単位を新たに取得できるか?
A. 演題が同じでも単位を取得できます。

2023年度 収録講座 シラバス

講座名臨床薬物動態学(E13)
テーマ責任者 花田 和彦

明治薬科大学 薬物動態学 教授
収録日 大学の講義日
講座概要 薬物動態に関する基礎的概念を修得して臨床状況に応用できるように、薬物動態のより深い理解とその応用性を高めることを目的とする。病態時の薬物動態の変化を生み出す要因の把握と、病態時の薬物投与設計の考え方を学ぶ。また、治療薬物モニタリング(TDM)の考え方を理解し、それらの体内動態的特徴とTDM の実際を学ぶ。

参考書籍:
「第 4 版 臨床薬物動態学」緒方 編著(丸善)
「ウィンターの臨床薬物動態学の基礎」樋口監訳 (じほう)
「ローランド・トーザー医療薬学臨床薬物動態学」辻編 (廣川書店)
1限目
薬物動態(PK)と薬力学(PD)の関係、薬物速度論の復習、重要な薬物動態パラメータの理解と算出
(G06-E130123051901e105)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
血中薬物濃度を測定あるいは推定する意義を説明することができる。

概要:
薬物投与後の効果発現までのプロセスを整理して、効果の強度の指標として血中薬物濃度が利用できる条件を学んでいただきます。また、薬物の投与方法は様々ありますが、どのような濃度推移を示すのかイメージして、その濃度がなにによって決定されるのか考える準備にしたいと思います。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
2限目
投与設計〜静脈内急速・点滴投与
(G06-E130223051901e106)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
静脈内急速・点滴投与後の血中薬物濃度を決める因子を説明することができる。

概要:
 薬物動態に使用する速度論の基礎である一次過程の基本式を復習します。次に静脈内急速投与後の血中薬物濃度を決める因子を学び、それを投与設計に生かす演習を行います。同様に、静脈内持続点滴投与で得られる血中薬物濃度についても検討していきます。臨床で使用できる定常状態における基本的な投与設計法を理解して応用できるようにします。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
3限目
投与設計〜静脈内点滴投与、静脈内繰り返し投与
(G06-E130323051901e107)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
静脈内繰り返し急速投与の投与設計をすることができる。

概要:
静脈内繰り返し急速投与時の血中薬物濃度を決める因子を学び、それを投与設計に生かす演習を行います。特に抗菌薬の投与設計に応用できる考え方です。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
4限目
投与設計〜静脈内繰り返し投与、経口投与
(G06-E130423051901e108)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
静脈内繰り返し投与時の血中濃度を理解することができる。

概要:
実際の薬物であるバンコマイシンの投与設計について濃度の扱い方などを学びます。2-コンパートメントモデルに従う場合の血中濃度の扱い方、最大濃度とTDMで使用されるピーク濃度の違いなども考えていきます。また、不等間隔で投与した場合の投与設計の考え方や投与間隔と半減期の考え方を学びます。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
5限目
薬物動態学への導入、TDM〜心疾患治療薬のTDM1
(G06-E130523051901e109)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
治療薬物モニタリング(TDM)の考え方を説明することができる。

概要:
薬剤学とは、そして医薬品開発の現状、さらに投与方法によって異なることを考えてみます(これは本来、薬剤学の最初の講義で行うべき内容です)。 TDMに血中薬物濃度を利用する条件を学びます。また、TDM対象薬であるジゴキシンを例に臨床薬理、投与設計に使用する情報を学び、演習問題を通して投与設計を考えていきます。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
6限目
心疾患治療薬のTDM2、腎機能の評価、抗菌薬のTDM1
(G06-E130623051901e110)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
腎機能低下時の投与設計をすることができる。

概要:
腎機能の評価方法の基礎を学びます。それをもとに腎機能低下時の投与設計に応用していきます。ここでは、TDM対象薬のバンコマイシンやアミノグリコシド系抗菌薬について投与設計を考えていきます。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
7限目
抗菌薬のTDM2、気管支喘息治療薬のTDM、免疫抑制剤のTDM1
(G06-E130723051901e111)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
設定した目標の濃度にするための基本的な投与設計ができる。

概要:
TDM対象薬のテオフィリン、免疫抑制薬のシクロスポリンやタクロリムスについて臨床薬理、投与設計に使用する情報を学び、演習問題を通して投与設計を考えていきます。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
8限目
免疫抑制剤のTDM2、薬物動態パラメータの変動要因(1)
(G06-E130823051901e112)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
投与設計に必要な薬物動態パラメータを変動させる要因を説明することができる。

概要:
投与設計に必要な薬物動態パラメータである、バイオアベイラビリティ、分布容積、クリアランス(クリアランスは次のコマ)の定義を改めて学び、それらを変動させる要因を理解していきます。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
9限目
薬物動態パラメータの変動要因(2)
(G06-E130923051901e113)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
投与設計に必要な薬物動態パラメータを変動させる要因を具体的に説明することができる。

概要:
投与設計に必要な薬物動態パラメータである、バイオアベイラビリティ、分布容積、クリアランスの定義を改めて学び、それらを変動させる要因を理解していきます。そして、薬物ごとにその因子を整理して、実際にどのように変化するか演習問題を通して特定していきます。例えば、クリアランスが小さい場合は、処理能が変動因子であるが、大きい場合には薬物を運んでくる血流速度が変動因子になるなどを学びます。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
10限目
薬物動態パラメータの変動要因(3)
(G06-E131023051901e114)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
投与設計に必要な薬物動態パラメータを変動させる要因を具体的に説明し、それらが変化した場合に血中薬物濃度がどのように変化するか推定できる。

概要:
投与設計に必要な薬物動態パラメータである、クリアランスを中心にそれらを変動させる要因を明確にするために、実際のデータを用いて考えていきます。さらに経口投与時のクリアランスの考え方も学びます。最後に血中タンパク結合を考える必要性について学びたいと思います。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
11限目
薬物動態評価のpitfall 非結合形濃度の評価の重要性
(G06-E131123051901e115)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
血中総薬物濃度と非結合形薬物濃度の違いを生じる理由を説明することができる。

概要:
薬物の効果の強度は標的部位の非結合形濃度と平衡関係にある血中非結合形薬物濃度です。しかしながら、一般には血中非結合形濃度ではなく血中総薬物濃度として測定でされる場合がほとんどです。血中タンパク結合の変化により、これらの濃度に差異が生じる場合があるため、濃度の解釈が重要となってきます。この講義では、非結合形薬物濃度の違いを生じる理由を学び、血中薬物濃度の正しい評価ができるように学んでいきます。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
12限目
薬物動態評価のpitfall 血液中濃度と血漿中濃度
(G06-E131223051901e116)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
血漿中薬物濃度と血液中薬物濃度の違いを説明し、血液濃度で評価する必要性を説明することができる。

概要:
薬物のクリアランスや分布容積の変動因子の評価には血液中薬物濃度を用いる必要があります。一般には血中薬物濃度は全血液ではなく、遠心分離後に得られる血清あるいは血漿中薬物濃度として測定でされる場合がほとんどです。薬物動態パラメータの変動要因を絞り込む上で、血漿中薬物濃度から算出したパラメータを用いる際の注意事項を学び、正しい評価ができるように学んでいきます。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
13限目
演習問題を通して薬物動態の評価を理解する・用法用量設定に生かす、特殊集団における薬物動態
(G06-E131323051901e117)

講師:花田 和彦(薬剤師)

到達目標:
薬物動態パラメータから変動因子の絞り込みを正しく評価できる。
特殊集団における薬物動態の変化を説明できる。

概要:
薬物動態パラメータの変動要因の評価の総まとめの位置づけです。演習問題を通して、効果の強度の指標である血中非結合形薬物濃度の推移を推定するための仕上げの演習を行います。また、その変動を引き起こすものとして、特殊集団(小児、妊婦、腎疾患、肝疾患、心疾患など)における生理学的変化を知ることで、それらを変動因子に組み込み個別評価をする必要があります。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
申込み受付終了

講義タイトル下の( )内は講義の単位識別コードです。

講座名外来がん化学療法の現状(F01)
テーマ責任者 野村 久祥

国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 薬剤部/臨床研究支援部門 シーズ開発推進部 シーズ開発支援室
収録日 10月11日、10月28日
講座概要  がんは、本邦において昭和56年より日本人の死因の第1位となり、生涯のうち男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんにかかると言われています。現在のがん治療は主に外来で行われ、病院で点滴を受けた患者さんは、保険薬局で吐き気止めなどの支持療法をもらうことが多くなっています。また、近年、内服抗がん薬が増え、保険薬局の薬剤師でも、がん患者さんに服薬指導をする機会は珍しくありません。2019年11月に成立した「改正医薬品医療機器等法(薬機法)」により、「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の認定制度が始まります。調剤薬局のあり方を大きく変える可能性のあるこの制度は、患者さん自身が自発的に薬局を選ぶことができる目安として大変注目を集めています。「専門医療機関連携薬局」は、がんなどの専⾨的な薬学管理が必要な患者さんに対して、ほかの薬局や医療機関と連携しながら、専門的でより高度な薬学管理や調剤に対応できる薬局となります。いよいよ保険薬局薬剤師にとって、がん医療が特別ではなくなる時代なってきました。本講義では、がん薬物療法の基礎知識を学ぶことで、日常の薬局業務、患者対応に活かせるよう、各がん種の疫学から病期分類、また、標準治療の基礎知識を薬学的視点で幅広く講義します。
1限目
外来がん化学療法の現状 胃がん、大腸がんの基礎知識
(G06-F010123102801e119)

講師:野村 久祥(薬剤師)

到達目標:
・胃がん、大腸がんの疫学を理解する
・胃がん、大腸がんの標準療法を理解する
・胃がん、大腸がんの標準療法の副作用を理解し服薬指導に活かす

概要:
胃がん・大腸がんの疫学と基礎知識、胃がん・大腸がんの標準療法を解説し、標準療法で発現しやすい副作用とその対応について講義を行う。
2限目
外来がん化学療法の現状 乳がんの基礎知識
(G06-F010223102801e120)

講師:野村 久祥(薬剤師)

到達目標:
・乳がんの疫学を理解する
・乳がんの標準療法を理解する
・乳がん標準療法の副作用を理解し服薬指導に活かす

概要:
乳がんの疫学と基礎知識、乳がん治療の標準治療、化学療法とホルモン療法の副作用についての講義を行う。
3限目
外来がん化学療法におけるチーム医療の推進~地域医療連携と薬剤師外来中心に~
(G06-F010323101101e121)

講師:川澄 賢司(薬剤師)
国立がん研究センター東病院東病院薬剤部 外来化学療法主任

到達目標:
外来がん化学療法における薬剤師業務の流れを理解する。

概要:
本講義は外来がん化学療法における薬剤師業務の流れを理解することを目的としており、病院薬剤師及び保険薬局薬剤師のがん化学療法に関わる制度と薬学的介入方法を講義する。業務の流れについては、国立がん研究センター東病院病院の実際の運用に沿って解説します。
申込み受付終了

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講座名改めて薬理学を学ぶ 皮膚に作用する薬物 (E14)
テーマ責任者 野澤 玲子

明治薬科大学 薬理学 准教授、薬剤師
収録日 12月20日
講座概要 皮膚疾患の病態と皮膚科領域で使用される新規治療薬の作用機序を中心に、既存の薬物治療薬の作用機序についても解説
1限目
皮膚に作用する薬物
(G06-E140123122001e123)

講師:野澤 玲子(薬剤師)

到達目標:
皮膚に作用する薬物の作用機序を理解する

概要:
皮膚疾患とその治療に使用される薬物の作用機序の解説

※上記は大学3年生向けの講義に、コンテンツを追加した講座です。
申込み受付終了

講義タイトル下の( )内は講義の単位識別コードです。

2022年度 収録講座 シラバス

講座名改めて薬理学を学ぶ (E11)
テーマ責任者 三田 充男

明治薬科大学 総合臨床薬学教育研究講座循環薬理学研究室 教授、動物研究施設長
収録日 大学の講義日
講座概要  生体の防御機構に関与する内因性物質であるオータコイドが原因物質であるアレルギー、炎症及び免疫に関連した各種疾患、病態に用いられる代表的な治療薬の作用機序、薬理作用、臨床応用及び主な副作用に関して解説する。

「到達目標」各項目ではなく全体で表記します。
1. アレルギー、炎症及び免疫に関連した生理活性物質を列挙し、その薬理作用及び病態における役割を説明できる。

2. オータコイドに関連する各種疾患、病態に用いられる代表的な治療薬を挙げ、その薬理作用、作用機序、臨床応用及び主な副作用を列挙し、薬物の基礎理論と臨床応用との関連を説明できる。
1限目
オータコイド(ヒスタミン)およびその関連薬
(G06-E110122012101e085)

講師:三田 充男(薬剤師)

概要:
ヒスタミンについて理解し、重要な疾病の治療に直結した治療薬に関し、受容体、作用機序、臨床応用、副作用などを解説する。

※大学2年生の講義を収録した講座です。
2限目
オータコイド(セロトニン、カレクレイン・キニン系、レニン・アンギオテンシン系)およびその関連薬
(G06-E110222012101e086)

講師:三田 充男(薬剤師)

概要:
セロトニン、ブラジキニン、アンギオテンシンIIなどのオータコイドについて理解し、重要な疾病の治療に直結した治療薬に関し、受容体、作用機序、臨床応用、副作用などを解説する。

※大学2年生の講義を収録した講座です。
3限目
オータコイド(ニューロペプチド、循環ペプチド、アラキドン酸代謝物、プロスタグランジン類)およびその関連薬
(G06-E110322012101e087)

講師:三田 充男(薬剤師)

概要:
アラキドン酸代謝物などのオータコイドについて理解し、重要な疾病の治療に直結した治療薬に関し、受容体、作用機序、臨床応用、副作用などを解説する。

※大学2年生の講義を収録した講座です。
4限目
オータコイド(血管内皮由来物質、サイトカイン)およびその関連薬、抗アレルギー薬
(G06-E110422012101e088)

講師:三田 充男(薬剤師)

概要:
血管内皮由来物質、サイトカインについて理解し、重要な疾病の治療に直結した治療薬およびオータコイド全般に関連する抗アレルギー薬に関し、受容体、作用機序、臨床応用、副作用などを解説する。

※大学2年生の講義を収録した講座です。
5限目
抗炎症薬(非ステロイド性抗炎症薬)
(G06-E110522012101e089)

講師:三田 充男(薬剤師)

概要:
非ステロイド性抗炎症薬の薬理作用、作用機序、臨床応用及び主な副作用について解説する。

※大学2年生の講義を収録した講座です。
6限目
抗炎症薬(ステロイド性抗炎症薬、免疫調節・抑制薬、抗リウマチ薬)
(G06-E110622012101e090)

講師:三田 充男(薬剤師)

概要:
ステロイド性抗炎症薬の薬理作用、作用機序、臨床応用及び主な副作用、および免疫調節・抑制薬、抗リウマチ薬の薬理作用、作用機序、臨床応用及び主な副作用について解説する。

※大学2年生の講義を収録した講座です。
申込み受付終了

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講座名薬から心へ ~
薬剤師のためのカウンセリングマインドとメンタルケアプログラム(E12)
テーマ責任者 川畑 のぶこ

NPO法人サイモントン療法協会 代表理事 NPO法人ハートシェアリングネットワーク 理事⻑、公認心理師・心理カウンセラー
収録動画受領日 7月4日
講座概要 薬剤師の役割には、患者への正確な薬剤の提供や説明のみならず、患者の心理的な支援者と しての潜在的な役割があります。患者が医師や看護師には伝えられなかったり聞けなかっ たりしたことを、薬剤師に尋ねたり、心情を吐露したりすること、ときとして、カウンター 越しに長々と悩みを話す患者もいます。それが意識的であれ、無意識的であれ、患者にとっ て、薬局や薬剤師は医療チームの⼤切な⼀部として機能しています。たとえカウンター越し のちょっとしたやりとりであっても、医師や看護師とのそれと同様、適切で思いやりある関 わり合いは、患者さんに安心感や信頼感を与え、患者の全人的な癒やしの促進に貢献する可 能性が大いにあります。病気を治すのには治療や薬が有効ですが、人を癒やすのには人が重 要です。薬剤師がメンタルケアの理解を深め、訓練し、実践し、カウンセリングマインドを 身につけることは、医療チームの効果を最大限に引き出し、患者のQOLに寄与することに つながり得ます。また、その学びは、患者さんとの関係のみならず、薬剤師自身の職場での 人間関係や、家族や友人など大切な個人的に人間関係にも役⽴てることができ、なにより自 分自身との関係に役立てることができます。

【コースのねらい】
このコースでは、薬剤師がメンタルケア、セルフケア、効果的支援・コミュニケーション、 死生観など、臨床心理学的な知識と実践を身につけることで、日々向き合う患者や大切な 人々との関わりにおいて効果的な支援者、また『癒やし手』として存在できるようになるこ とを意図しています。

【到達⽬標】
ストレスコーピング、認知行動療法、瞑想(マインドフルネスほか)、アサーティブコミュ ニケーション等のカウンセリングマインドを身につけることで、⾃身のセルフケアに役立 て、患者や周囲の人々との落ち着きと思いやりあるかかわり合い、希望やQOL向上の支援、 良好な人間関係の構築ができるようになること。
1限目
オリエンテーション、カウンセリング概論・理念
(G06-E120122070401e091)

講師:川畑 のぶこ(公認心理師・心理カウンセラー)

概要:
オリエンテーションとカウンセリングの概論、およびカウンセリング理念について学びます。
2限目
支援者としてのプレゼンスを整える
(G06-E120222070401e092)

講師:川畑 のぶこ(公認心理師・心理カウンセラー)

概要:
健全な⽀援者としての、自身の整えかた(セルフケア)、ラ・ポールの形成、傾聴・共感・受容など、方法(DOING)と、あり方(BEING)の両側面から学びます。(瞑想実践あり)
3限目
マインドフルネスと瞑想
(G06-E120322070401e093)

講師:川畑 のぶこ(公認心理師・心理カウンセラー)

概要:
不安やイライラのコントロール、混乱にも動じず平静に対応できる姿勢を育むのに有効であるマインドフルネスについて、理論と実際を学びます。(瞑想実践あり)
4限目
認知行動療法
(G06-E120422070401e094)

講師:川畑 のぶこ(公認⼼理師・心理カウンセラー)

概要:
不健全なものの見方から⽣じる不快な感情や行動の対処法として、認知行動療法を学び、健全なものの見方や感情のコントロールを、ケースを交えて学びます。(瞑想実践あり)
5限目
サポートとコミュニケーション
(G06-E120522070401e095)

講師:川畑 のぶこ(公認心理師・心理カウンセラー)

概要:
効果的なサポートとコミュニケーションについて、非言語的コミュニケーション、NVC(NonViolent Communication)、アサーティブコミュニケーションなどをケースを交えて学びます。(瞑想実践あり)
6限目
死生観
(G06-E120622070401e096)

講師:川畑 のぶこ(公認心理師・心理カウンセラー)

概要:
死に向き合う人々、また、死そのものと、どのように向き合うのか、自身の死生観を振り返りながら健全な死生観やスピリチュアリティーについて、ケースを交えて学び、死に対して平静に向き合える態度を育みます。(瞑想実践あり)
7限目
執着を⼿放し委ねる
(G06-E120722070401e097)

講師:川畑 のぶこ(公認心理師・心理カウンセラー)

概要:
思い通りにならない(相手や自分の)状況に対して、どのような姿勢で向き合うか、人生のままならなさの受容と、しなやかな対応についてサイモントンのメソッドから学びます。(瞑想実践あり)
申込み受付終了

講義タイトル下の( )内は講義の単位識別コードです。

講座名外来がん化学療法の現状 (F01)
テーマ責任者 野村 久祥

国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 臨床研究支援部門 シーズ開発推進部 シーズ開発支援室 / 薬剤部、薬剤師
収録日 7月16日(土)、9月11日(日)、10月
講座概要 がんは、本邦において昭和56年より日本人の死因の第1位となり、生涯のうち男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんにかかると言われています。現在のがん治療は主に外来で行われ、病院で点滴を受けた患者さんは、保険薬局で吐き気止めなどの支持療法をもらうことが多くなっています。また、近年、内服抗がん薬が増え、保険薬局の薬剤師でも、がん患者さんに服薬指導をする機会は珍しくありません。2019年11月に成立した「改正医薬品医療機器等法(薬機法)」により、「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の認定制度が始まります。調剤薬局のあり方を大きく変える可能性のあるこの制度は、患者さん自身が自発的に薬局を選ぶことができる目安として大変注目を集めています。「専門医療機関連携薬局」は、がんなどの専⾨的な薬学管理が必要な患者さんに対して、ほかの薬局や医療機関と連携しながら、専門的でより高度な薬学管理や調剤に対応できる薬局となります。いよいよ保険薬局薬剤師にとって、がん医療が特別ではなくなる時代なってきました。本講義では、がん薬物療法の基礎知識を学ぶことで、日常の薬局業務、患者対応に活かせるよう、各がん種の疫学から病期分類、また、標準治療の基礎知識を薬学的視点で幅広く講義します。
9月11日
収録
抗がん薬支持療法 処方箋から読み取ってみよう
(G06-F010122091101e098)

講師:野村 久祥(薬剤師)
国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 臨床研究支援部門 シーズ開発推進部 シーズ開発支援室 / 薬剤部

到達目標:
・抗がん薬による発現する副作用について理解する
・代表的に副作用の標準療法を理解する
・処方箋から処方の意図を読み取り、がん患者さんの服薬指導に活かす

概要:
がん化学療法の副作用の概要について理解し、代表的な副作用である「悪心・嘔吐」「好中球低下」「下痢・便秘」「皮膚障害」について解説する。また、1枚の処方箋から、処方医師の処方意図を読み取り、日常業務での服薬指導に活かせるよう講義する。
9月11日
収録
外来がん化学療法の現状 胃がん、大腸がん 基礎知識
(G06-F010222091101e099)

講師:野村 久祥(薬剤師)
国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 臨床研究支援部門 シーズ開発推進部 シーズ開発支援室 / 薬剤部

到達目標:
・胃がん、大腸がんの疫学を理解する
・胃がん、大腸がんの標準療法を理解する
・胃がん、大腸がんの標準療法の副作用を理解し服薬指導に活かす

概要:
胃がん・大腸がんの疫学と基礎知識、胃がん・大腸がんの標準療法を解説し、標準療法で発現しやすい副作用とその対応について講義を行う。
9月11日
収録
外来がん化学療法の現状 乳がん 基礎知識
(G06-F010322091101e100)

講師:野村 久祥(薬剤師)
国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 臨床研究支援部門 シーズ開発推進部 シーズ開発支援室 / 薬剤部

到達目標:
・乳がんの疫学を理解する
・乳がんの標準療法を理解する
・乳がん標準療法の副作用を理解し服薬指導に活かす

概要:
乳がんの疫学と基礎知識、乳がん治療の標準治療、化学療法とホルモン療法の副作用についての講義を行う。
7月16日
収録
小細胞肺がんの薬物療法、肺がん治療の副作用対策
(G06-F010422071601e101)

講師:川澄 賢司(薬剤師)
国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 薬剤部 外来化学療法主任

到達目標:
・肺がんの疫学を理解する
・小細胞肺がんの標準療法を理解する
・肺がん標準療法の副作用と対応を理解する

概要:
肺がんは罹患数、死亡数ともに日本国内で非常に多い疾患である。肺がんは非小細胞肺がんと小細胞肺がんに分類される。肺がん全体のの15-20%が小細胞肺がんに分類され、抗がん薬による薬物療法が多くの病期で使用される。本講義では、肺がんの疫学と小細胞肺がんの薬物療法について解説する。また肺がん薬物治療で汎用される抗がん薬の副作用対策についても解説する。

※この講座は2022年7月16日に開催された病院薬学コース特別講演会を収録したものです。
※本年度は肺がんの講義が2コマございます。
7月16日
収録
非小細胞肺癌の薬物治療
(G06-F010522071601e102)

講師:原田 まなみ(薬剤師)
国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 外来がん治療認定薬剤師

到達目標:
肺癌の疫学および非小細胞肺癌の標準治療を理解する。

概要:
肺癌の概要(疫学、診断までの流れ、組織型、病期分類等)と非小細胞肺癌の標準治療について

※この講座は2022年7月16日に開催された病院薬学コース特別講演会を収録したものです。
※本年度は肺がんの講義が2コマございます。
1月6日
収録動画受領日
造血器腫瘍 基礎知識
(G06-F010623010601e103)

講師:杉 富行(薬剤師)
明治薬科大学 総合臨床教育研究講座 循環薬理学 講師

到達目標:造血器腫瘍の概略を理解する。
白血病・リンパ腫の薬物療法の基本を理解する。

概要:
造血器腫瘍についての概略と、白血病、リンパ腫の特徴と経口抗がん薬と代表的な薬物治療について説明を行う。
申込み受付終了

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2021年度 収録講座 シラバス

講座名緩和ケア 入門編 (F02)
テーマ責任者 野澤 玲子

総合臨床薬学教育研究講座 臨床神経薬理学研究室 准教授、薬剤師
収録日 11月15日(日)
講座概要  国民の二人に一人ががんに罹る時代となり、今やがんは国民病といっても過言でではありません。緩和医療はがんのみならず生命を脅かすような疾患、特に治療することが困難な疾患を持つ患者および家族のQOLの向上のために、療養の場にかかわらず病気の全過程にわたり医療や福祉およびその他の様々な職種が協力して行われる医療を意味しています。  薬剤師として緩和医療に携わりたいと思う方に、まず緩和医療に対する態度、知識、そしてスキル(技能)を身に付けていただくことを目的としております。
11月15日
収録
緩和ケア入門編:がん疼痛患者への服薬支援のポイント
(G06-F020221110701e068)

講師:周治 由香里(薬剤師)
東京女子医大東医療センター薬剤部

到達目標:
・緩和医療の基本を理解し、がん疼痛治療に用いられる薬の作用を理解できる。

概要:
・緩和医療に必要な基本的知識、並びにオピオイド鎮痛薬の薬理作用など
・鎮痛薬、鎮痛補助薬、レスキュー薬の用い方、オピオイドスイッチングの仕方など
申込み受付終了

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講座名改めて薬理学を学ぶ(E08)
テーマ責任者 菱沼 滋

明治薬科大学 薬効学 教授 
収録日 大学の講義日
講座概要 科学の進歩に伴い、薬理学も日々進歩を遂げています。そこで、本講座では「改めて薬理学を学ぶ」をテーマに、薬学部3年生への実際の薬理学講義の一部を録画配信いたします。講義では、薬理学の考え方・学び方をはじめ、薬物の標的分子(受容体・チャネル・トランスポーター・酵素など)に関する基礎事項に適宜説明を加えながら、泌尿器系作用薬(利尿薬、排尿障害・蓄尿障害治療薬)及び心不全治療薬の薬理学について解説します。

参考図書
「新 図解表説 薬理学・薬物治療学(第2版)」 菱沼滋 著(テコム)
1限目
腎臓生理
(G06-E080121051701e071)

講師:菱沼 滋(薬剤師)

明治薬科大学 薬効学 教授

到達目標:
腎臓における尿の濃縮機序がわかる

概要:
最初に、薬理学の考え方・学び方を概説したのち、腎臓における尿の濃縮機構について解説する。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
2限目
利尿薬及び排尿障害・蓄尿障害治療薬
(G06-E080221051701e072)

講師:菱沼 滋(薬剤師)

明治薬科大学 薬効学 教授

到達目標:
利尿薬及び排尿障害・蓄尿障害治療薬の作用機序がわかる

概要:
利尿薬の項目では、糸球体性利尿薬及び尿細管性利尿薬の作用機序と作用の特徴・副作用について解説する。排尿障害・蓄尿障害治療薬の項目では、排尿障害(尿閉、前立腺肥大症)及び蓄尿障害(過活動膀胱、腹圧性尿失禁、夜尿症・遺尿症)の治療薬の作用機序を中心に解説する。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
3限目
筋収縮と心血管系生理
(G06-E080321091701e073)

講師:菱沼 滋(薬剤師)

明治薬科大学 薬効学 教授

到達目標:
筋肉の細胞内情報伝達機構と心血管系の機能調節機構がわかる

概要:
筋収縮の項目では、受容体と細胞内情報伝達に関する考え方を概説したのち、筋肉(平滑筋、心筋、骨格筋)の収縮調節機構について解説する。心血管系生理の項目では、心臓の電気的活動や収縮特性・反射性調節、自律神経系による心血管系の機能調節などについて解説する。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
4限目
心不全治療薬
(G06-E080421091701e074)

講師:菱沼 滋(薬剤師)

明治薬科大学 薬効学 教授

到達目標:
心不全治療薬の作用機序及び作用の特徴がわかる

概要:
慢性心不全及び急性心不全に対する治療薬の概観を示したのち、個々の薬物の作用機序と作用の特徴を解説する。

※大学3年生の講義を収録した講座です。
申込み受付終了

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講座名外来がん化学療法の現状 (F01)
テーマ責任者 野村 久祥

国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 データサイエンス部/薬剤部、薬剤師
収録日 9月11日(土)、10月3日(日)
講座概要  がんは、本邦において昭和56年より日本人の死因の第1位となり、生涯のうち男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんにかかると言われています。現在のがん治療は主に外来で行われ、病院で点滴を受けた患者さんは、保険薬局で吐き気止めなどの支持療法をもらうことが多くなっています。また、近年、内服抗がん薬が増え、保険薬局の薬剤師でも、がん患者さんに服薬指導をする機会は珍しくありません。2019年11月に成立した「改正医薬品医療機器等法(薬機法)」により、「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の認定制度が始まります。調剤薬局のあり方を大きく変える可能性のあるこの制度は、患者さん自身が自発的に薬局を選ぶことができる目安として大変注目を集めています。「専門医療機関連携薬局」は、がんなどの専⾨的な薬学管理が必要な患者さんに対して、ほかの薬局や医療機関と連携しながら、専門的でより高度な薬学管理や調剤に対応できる薬局となります。いよいよ保険薬局薬剤師にとって、がん医療が特別ではなくなる時代なってきました。本講義では、がん薬物療法の基礎知識を学ぶことで、日常の薬局業務、患者対応に活かせるよう、各がん種の疫学から病期分類、また、標準治療の基礎知識を薬学的視点で幅広く講義します。
9月11日
収録
抗がん薬支持療法 処方箋から読み取ってみよう
(G06-F010121091101e077)

講師:野村 久祥(薬剤師)

到達目標:
・抗がん薬による発現する副作用について理解する
・代表的に副作用の標準療法を理解する
・処方箋から処方の意図を読み取り、がん患者さんの服薬指導に活かす

概要:
がん化学療法の副作用の概要について理解し、代表的な副作用である「悪心・嘔吐」「好中球低下」「下痢・便秘」「皮膚障害」について解説する。また、1枚の処方箋から、処方医師の処方意図を読み取り、日常業務での服薬指導に活かせるよう講義する。
9月11日
収録
胃がん、大腸がん 基礎知識
(G06-F010221091101e078)

講師:野村 久祥(薬剤師)

到達目標:
・胃がん、大腸がんの疫学を理解する
・胃がん、大腸がんの標準療法を理解する
・胃がん、大腸がんの標準療法の副作用を理解し服薬指導に活かす

概要:
胃がん・大腸がんの疫学と基礎知識、胃がん・大腸がんの標準療法を解説し、標準療法で発現しやすい副作用とその対応について講義を行う。
9月11日
収録
乳がん 基礎知識
(G06-F010321091101e079)

講師:野村 久祥(薬剤師)

到達目標:
・乳がんの疫学を理解する
・乳がんの標準療法を理解する
・乳がん標準療法の副作用を理解し服薬指導に活かす

概要:
乳がんの疫学と基礎知識、乳がん治療の標準治療、化学療法とホルモン療法の副作用についての講義を行う。
10月3日
収録
肺がん 基礎知識
(G06-F010421100301e080)

講師:川澄 賢司(薬剤師)
国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 薬剤部

到達目標:
・肺がんの疫学を理解する
・肺がんの標準療法を理解する
・肺がん標準療法の副作用を理解し服薬指導に活かす

概要:
肺がんの疫学と基礎知識、肺がん治療の標準治療、化学療法と分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬の副作用についての講義を行う。
申込み受付終了

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講座名改めて薬理学を学ぶ 感染症と薬(E10)
テーマ責任者 野澤 玲子

明治薬科大学 総合臨床薬学教育研究講座/臨床神経薬理学 准教授、薬剤師
収録日 大学の講義日
講座概要 薬理学IV(3年後期)の講義から 微生物に作用する薬物(感染症治療に用いられる薬物の作用機序)を3回に分けて講義しています。
1限目
病原微生物に作用する薬物[1]
(G06-E100121091701e082)

講師:野澤 玲子(薬剤師)

到達目標:
・抗菌薬の耐性について理解する
・βラクタム系抗菌薬・グリコペプチド系抗菌薬の薬理について理解する

概要:
・病原微生物に作用する薬物の総論
・主要な抗菌薬の耐性獲得機構
・βラクタム系抗菌薬・グリコペプチド系抗菌薬の薬理(薬理作用、機序、抗菌スペクトル、主な副作用、相互作用、組織移行性)

※大学3年生の講義を収録した講座です。
2限目
病原微生物に作用する薬物[2]
(G06-E100221092701e083)

講師:野澤 玲子(薬剤師)

到達目標:
テトラサイクリン系・マクロライド系・アミノグリコシド系・キノロン系・抗結核薬、サイファ剤、抗真菌薬の薬理について理解する

概要:
・テトラサイクリン系・マクロライド系・アミノグリコシド系・キノロン系・抗結核薬、サイファ剤の薬理(薬理作用、機序、抗菌スペクトル、主な副作用、相互作用、組織移行性)
・抗真菌薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、組織移行性)

※大学3年生の講義を収録した講座です。
3限目
病原微生物に作用する薬物[3]
(G06-E100321100401e084)

講師:野澤 玲子(薬剤師)

到達目標:
抗ウイルス薬、原虫・寄生虫感染症の薬の薬理について理解する

概要:
抗ウイルス薬、原虫・寄生虫感染症の薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、組織移行性)

※大学3年生の講義を収録した講座です。
申込み受付終了

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2020年度 収録講座 シラバス

講座名漢方・鍼灸 東洋医学の理論と臨床の実際 (A01)
テーマ責任者 大野 修嗣

大野クリニック 院長、国際東洋医学会 理事、埼玉医科大学第2内科 非常勤講師、医師、薬剤師
収録日 9月27日(日)、10月25日(日)
講座概要 高度に発達した現代医学が遍く行き渡った日本社会においても、薬局、鍼灸の治療施設を含めた医療現場では、伝統的医学が支持され、多くの人々が恩恵を受けている。しかし、必ずしも正当で、正確な情報として伝わっていないことが危惧される。日本における伝統医学は東洋医学と呼ばれ、湯液(漢方薬)と鍼灸が両輪をなす。本講義では、その両面から基礎理論に始まり臨床の現場での有用性に至るまでを解説し、どこにその存在価値があるのかを明らかにしたい。
10月25日
収録
漢方医学の基礎理論:陰陽・虚実・寒熱
(G06-A010320102501e052)

講師:大野 修嗣(医師、薬剤師)

到達目標:
病的状態を陰陽虚実表裏寒熱の視点で理解できる。

概要:
「陰陽」とはこの世の森羅万象(物質と現象)を陰と陽との相対する2つの性質に分けてその有様を把握認識する古代中国の哲学である。「虚実」とは体質・体力・病態の激しさなどから適切な治療方法を選択するための概念である。「寒熱」とは病気の熱的性質の概念である。また「表裏」は病気の主座が人体の表面にあるのか、深部にあるのかを表現する概念である。以上のそれぞれの概念を総合して漢方医学のいわゆる「証」が導き出される。これらの手段によっていかなる病態が現出するのか、どんな漢方薬が適応するのか、具体的症例を供覧する。
9月27日
収録
鍼灸総論 経路・経穴の理論と臨床
(G06-A010120092701e050)

講師:山口 智(鍼灸師)
埼玉医科大学 東洋医学科 講師
全日本鍼灸学会理事

到達目標:
伝統医療である鍼灸治療の特質を理解し、また、鍼灸治療の基本である経絡・経穴理論について習得する。

概要:
漢方(東洋医学)の治療方法は、湯液と鍼灸に大別される。鍼灸治療の基本である経絡(ツボの道筋)と経穴(ツボ)を解説し、全人的医療である鍼灸治療の特質を述べる。さらに、実技供覧をふくめ実際のツボの取り方などを紹介する。
9月27日
収録
鍼灸各論 鍼灸治療の適応症と効果のメカニズム
(G06-A010220092701e051)

講師:山口 智(鍼灸師)

到達目標:
鍼灸治療の適応疾患とその効果のメカニズムについて理解する。

概要:
伝統医療である鍼灸治療は、数多くの疾患や症状に効果が期待できる。西洋医学的な治療で効果が期待できない難治性の疼痛や麻痺性疾患に対する鍼灸治療の実際と、その効果やそのメカニズムについて概説する。
10月25日
収録
風邪の漢方治療
(G06-A010420102501e053)

講師:大野 修嗣(医師、薬剤師)

到達目標:
風邪に対する漢方治療とその有用性を理解できる。

概要:
漢方医学は病態に時間軸を入れて理解するが、西洋医学においては時間軸を考慮することが少ない。時間軸を考慮しながらの病態の認識と治療方法の選択は漢方の特筆すべき特徴である。その特徴は、様々な疾患で応用されるが、時間軸を考慮することで、特に、風邪に対しての漢方治療の有用性を際立たせている。具体的な症例を提示して、風邪に対する漢方治療を解説する。
申込み受付終了

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講座名漢方・鍼灸 重要漢方処方解説(A02)
テーマ責任者 岡安 維蓉
収録日 9月27日
講座概要 今なぜ漢方薬が見直されているのでしょうか。また、薬剤師が漢方を学ぶ必要があるのでしょうか? このような疑問が多くの薬剤師の先生から投げかけられます。結論から言えば、全ての薬剤師は漢方を知る必要があると私たちは考えております。なぜでしょうか? また、日常診療の中に取り入れられている感の強い漢方薬ではありますが、「どうも漢方薬の服薬指導は苦手で!」という声を聞くのも事実少なくありません。漢方薬の投薬内容から何を読み取れば患者さんに正確な服薬指導ができるのでしょうか。本講座では、その疑問にお答えしたいと考えております。
9月27日
収録
外感病を中心に解説
(六病位に用いる漢方処方)[1]
(G06-A020120092701e056)

講師:岡安 維蓉

到達目標:
外感病新型コロナウイルス感染症は非六淫の疫気という外邪による疾患である。六淫という外邪による疾患の東洋医学の観点や漢方処方は外感病新型コロナウイルス感染症の治療にも用いることができる。 六経弁証を用いて、六病位に判断し、適切な漢方処方を選択し、新型コロナ肺炎に治療・予防できるということを理解して頂きたいです。

概要:
外感病について東洋医学の観点、三陰三陽の概念。各三陽病期の対応する生薬・処方、各三陽三陰病期の間に相互転化する機序を理解し、正邪の分争・闘争力など生体の体質が漢方処方の決定となる。 三陽病期に特に太陽病期には祛邪(抗ウイルス)が原則である。太陽表実証には麻黄湯・大青龍湯を用いる時。生体の正気が虚を呈する自汗が現れると攻補兼備できる桂枝湯で扶正して、再び邪を祛除する処方を用いる。 攻補兼備できる処方は桂枝湯・小柴胡湯がある。 ですから、現代人の外感病治療は闘病力が実であって、邪気が強ければ祛邪が一番となる。正気が虚弱ならばまず正気を補う扶正をしながら祛邪をしていくことがとても肝心である。 新型コロナウイルス感染によく使われる生薬は少陽病に用いる処方が多く見受けられる。
9月27日
収録
外感病を中心に解説
(六病位に用いる漢方処方)[2]
(G06-A020220092701e057)

講師:岡安 維蓉

到達目標:
外感病の初期に、太陽病期の漢方処方だけ使えるのではなく、太陰・少陰病期に処方する漢方薬も用いることができる。正気/邪気どちらが強いかを判断することが大切である。三陰病期を伴う外感病初期の治療原則は扶正祛邪か、祛邪扶正かを正しく把握し、正確な漢方処方を用いることが重要である。

概要:
外感病を中心に解説①の内容を引き続き、三陰病期について、各病期間の転化機序の理解。 現代社会の中に生活習慣が乱れることにより、人々の体質は少陰体質に移りなり。外感病の治療に対して、しっかり患者の体質を見極めって、正確な処方を用いることが重要である。 三陰病期時に、すべての治療原則はまず正気を増して(扶正)から外邪を取り除く(祛邪)である。 今年新型コロナウイルス感染症について、東洋医学観点からの治療原則は清熱・化湿・解毒である。 外感病新型コロナウイルス感染症を予防する心得を東洋医学観点から再び認識できるように、普段良い生活習慣を身につく努力しましょう。
申込み受付終了

講義タイトル下の( )内は講義の単位識別コードです。

講座名外来がん化学療法の現状(F01)
テーマ責任者 野村 久祥

日本医療研究開発機構 シーズ開発・研究基盤事業部 拠点研究事業課
※収録時のご所属
収録日 2020年8月29日、9月12日、9月26日
講座概要 がんは、本邦において昭和56年より日本人の死因の第1位となり、生涯のうち男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんにかかると言われています。現在のがん治療は主に外来で行われ、病院で点滴を受けた患者さんは、保険薬局で吐き気止めなどの支持療法をもらうことが多いです。また、近年、内服抗がん薬が増え、保険薬局の薬剤師でも、がん患者さんに服薬指導をする機会は珍しいことではなくなっています。厚生労働省が示す、次期、薬機法改定案では、特定機能を備える薬局の認定制度の導入が挙げられています。この機能別薬局の一つに、がん等の専門的な薬学管理に他医療提供施設と連携して対応できる薬局(専門医療機関連携薬局)が挙げられています。保険薬局薬剤師にとって、がん医療が特別ではなくなる時代に備え、本講義では、がん薬物療法の基礎知識と、グループワークを通じての薬薬連携のあり方について学びます。
8月29日
収録
乳がん 基礎知識
(G06-F010120082901e045)

講師:野村 久祥(薬剤師)

到達目標:
乳がんの基礎知識と、標準療法を理解する。

概要:
乳がんの疫学、乳がんの標準療法、乳がん化学療法の支持療法
8月29日
収録
抗がん薬支持療法 処方箋から読み取ってみよう
(G06-F010220082901e046)

講師:野村 久祥

到達目標:
抗がん薬支持療法の服薬指導を行えるようにする。

概要:
1枚の処方箋から処方内容の意図を汲み取り、服薬指導につなげてみる。
9月12日
収録
胃がん・大腸がん 基礎知識
(G06-F010320091201e047)

講師:野村 久祥

到達目標:
胃がん、大腸がんの基礎知識と、標準療法を理解する。

概要:
胃がんの疫学、胃がんの標準療法、胃がん化学療法の支持療法
大腸がんの疫学、大腸がんの標準療法、大腸がん化学療法の支持療法
9月12日
収録
肺がん 基礎知識
(G06-F010420091201e048)

講師:川澄 賢司

到達目標:
肺がんの基礎知識と、標準療法を理解する。

概要:
肺がんの疫学、肺がんの標準療法、肺がん化学療法の支持療法
9月26日
収録
造血器腫瘍 基礎知識
(G06-F010520092601e049)

講師:増田 信一

到達目標:
血液がんの基礎知識と、標準療法を理解する。

概要:
血液がんの疫学、血液がんの標準療法、血液がん化学療法の支持療法
申込み受付終了

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講座名緩和ケア 入門編・実践編(F02)
テーマ責任者 野澤 玲子

明治薬科大学 総合臨床薬学教育研究講座 臨床神経薬理学研究室 准教授 
収録日 2020年10月、11月、12月
講座概要 国民の二人に一人ががんに罹る時代となり、今やがんは国民病といっても過言でではありません。緩和医療はがんのみならず生命を脅かすような疾患、特に治療することが困難な疾患を持つ患者および家族のQOLの向上のために、療養の場にかかわらず病気の全過程にわたり医療や福祉およびその他の様々な職種が協力して行われる医療を意味しています。  薬剤師として緩和医療に携わりたいと思う方に、まず緩和医療に対する態度、知識、そしてスキル(技能)を身に付けていただくことを目的としております。
12月2日
収録
1限目
入門編
緩和医療薬学総論とWHO方式疼痛療法
(G06-F020120120201e059)

講師:野澤 玲子(薬剤師)

総合臨床薬学教育研究講座 臨床神経薬理学研究室 准教授

到達目標:
・緩和医療・がん疼痛治療の基本を理解する

概要:
・WHO方式がん疼痛治療法の概要について理解する
・非オピオイド鎮痛薬の特徴及び用い方・オピオイド鎮痛薬の特徴について理解する

10月20日
収録
1限目
入門編
がん疼痛患者への服薬支援のポイント
(G06-F020220102001e060)

講師:周治 由香里(薬剤師)

東京女子医大東医療センター薬剤部

到達目標:
緩和医療の基本を理解し、がん疼痛治療に用いられる薬の作用を理解できる。

概要:
・緩和医療に必要な基本的知識、並びにオピオイド鎮痛薬の薬理作用など
・鎮痛薬、鎮痛補助薬、レスキュー薬の用い方、オピオイドスイッチングの仕方など
12月7日
収録
1限目
実践編
緩和医療領域薬剤師のための-コミュニケーションの必要性の本当の意味-
(G06-F020320120701e061)

講師:伊東 俊雅(薬剤師)

東京女子医科大学東医療センター薬剤部 薬剤部長

到達目標:
・緩和ケアにおける薬剤師の方向性と立ち位置の確認・再認識

概要:
・緩和ケアにおける自分のスキルの再認識
11月17日
収録
1限目
実践編
がん患者を痛みから解放
(G06-F020420111701e062)

講師:金子 健(薬剤師)

慶應義塾大学病院薬剤部 緩和ケアチーム専任薬剤師

到達目標:
・痛みのアセスメントが理解できる
・疼痛緩和に用いられる薬剤を理解できる

概要:
痛みは、がん患者さんにとって苦痛であり、QOL維持・向上のためには、早期からの疼痛管理が重要となります。痛みの適切なマネジメントのためには、痛みの包括的アセスメントが不可欠です。そこで、このコンテンツでは、医療現場で痛みを包括的にアセスメントできるように解説いたします。 また、薬剤提案を行うためには、各薬剤のプロファイルを理解していなければなりません。2020年7月に改訂されました「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2020年度版 」を参考に非オピオイド鎮痛薬およびオピオイド鎮痛薬を学んでいきます。
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講座名小児期・周産期の薬物療法のポイント(E09)
テーマ責任者 石川 洋一

明治薬科大学 臨床薬学部門/小児医薬品評価学 教授 
収録日 2020年12月3日
講座概要 幼児の薬の飲ませ方を保護者にうまく説明できない・妊娠初期の妊婦さんにこの処方薬を服薬させて良いのか分からない・服薬中に授乳をしたいと言われたが答えられなかった。 薬剤師は高度な医療を学びながらも、こう言う基本となる質問に答えられなければ地域を守る薬剤師にはなれません。
小児・妊婦・授乳婦の医療は、明日を担う大切な子ども達を守り、不安を抱える母親・父親を助ける医療です。そして同時にそれは小児期(胎児期)からの早期治療・予防を進めることで、この高齢化する社会において健康寿命を延ばすための大切な医療でもあります。 この講義では、小児・妊婦・授乳婦の薬物療法の基礎と実践について学びます。
12月3日
収録
1限目
薬剤師が支える成育医療(小児期・周産期の医療)
(G06-E090120120201e066)

講師:石川 洋一(薬剤師)

明治薬科大学 臨床薬学部門/小児医薬品評価学 教授

到達目標:
小児・妊婦・授乳婦の薬物療法の基礎と実践について理解する。

概要:
1.小児薬物療法の項では、薬物療法・服薬指導から大切なワクチンの予防接種の考え方、小児の在宅と緩和の知識まで幅広く学びます。
2.妊婦・授乳婦の項では、妊婦・授乳婦が使える薬、注意すべき薬、妊婦・授乳婦に服薬指導するときの妊娠の基礎知識・ベースラインリスクの考え方、そして「妊娠と薬情報センター」の上手な活用方法を学びます。
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2019年度 収録講座 シラバス

講座名漢方・鍼灸 東洋医学の理論と臨床の実際 (A01)
テーマ責任者 大野 修嗣

大野クリニック 院長、日本東洋医学会 副会長、国際東洋医学会 理事、埼玉医科大学第2内科 非常勤講師、医師、薬剤師
収録日 5月26日(日)、9月29日(日)
講座概要 高度に発達した現代医学が遍く行き渡った日本社会においても、薬局、鍼灸の治療施設を含めた医療現場では、伝統的医学が支持され、多くの人々が恩恵を受けている。しかし、必ずしも正当で、正確な情報として伝わっていないことが危惧される。日本における伝統医学は東洋医学と呼ばれ、湯液(漢方薬)と鍼灸が両輪をなす。本講義では、その両面から基礎理論に始まり臨床の現場での有用性に至るまでを解説し、どこにその存在価値があるのかを明らかにしたい。
5月26日
収録
1限目
鍼灸総論 -鍼灸治療とは?-
(G06-A010119052601e033)

講師:山口 智(鍼灸師)
埼玉医科大学 東洋医学科 講師
全日本鍼灸学会理事

到達目標:
鍼灸治療の適応症とその効果のメカニズムを習得し、広く実地臨床に活かす。

概要:
漢方(東洋医学)の治療方法は、湯液と鍼灸に大別される。鍼灸治療の基本である経絡(ツボの道筋)と経穴(ツボ)を解説し、全人的医療である鍼灸治療の特質を述べる。さらに、実技供覧をふくめ実際のツボの取り方などを紹介する。
5月26日
収録
2限目
漢方医学と西洋医学の比較、時間軸で病態をみる漢方医学
(G06-A010219052601e034)

講師:大野 修嗣(医師、薬剤師)

到達目標:
時間軸を考慮した漢方の治療戦略の特徴を理解できる。

概要:
漢方医学と西洋医学を比較することによって、漢方医学の特質を考える。西洋医学では捉えられない病態、漢方医学独特の治療戦略を明らかにする。漢方医学は病態に時間軸を入れて理解するが、西洋医学においては時間軸を考慮することが少ない。時間軸を考慮しながらの病態の認識と治療方法の選択は漢方の特筆すべき特徴である。具体的な症例を提示して、西洋医学と際立った漢方医学の特徴を述べる。
5月26日
収録
3限目
漢方医学の基礎理論(陰陽、虚実、寒熱、表裏)
(G06-A010319052601e035)

講師:磯部 秀之(医師)
埼玉医科大学 東洋医学科 講師・診療部長

到達目標:
病的状態を陰陽虚実表裏寒熱の視点で理解できる。

概要:
「陰陽」とはこの世の森羅万象(物質と現象)を陰と陽との相対する2つの性質に分けてその有様を把握認識する古代中国の哲学である。「虚実」とは体質・体力・病態の激しさなどから適切な治療方法を選択するための概念である。「寒熱」とは病気の熱的性質の概念である。また「表裏」は病気の主座が人体の表面にあるのか、深部にあるのかを表現する概念である。以上のそれぞれの概念を総合して漢方医学のいわゆる「証」が導き出される。これらの手段によっていかなる病態が現出するのか、どんな漢方薬が適応するのか、具体的症例を供覧する。
9月29日
収録
1限目
鍼灸各論-鍼灸治療の適応疾患とその治療効果-
(G06-A010419092901e036)

講師:山口 智(鍼灸師)

到達目標:
鍼灸治療の適応疾患とその効果のメカニズムについて理解する。

概要:
伝統医療である鍼灸治療は、数多くの疾患や症状に効果が期待できる。西洋医学的な治療で効果が期待できない難治性の疼痛や麻痺性疾患に対する鍼灸治療の実際と、その効果やそのメカニズムについて概説する。
9月29日
収録
2限目
恒常性維持機能と気血水
(G06-A010519092901e037)

講師:磯部 秀之(医師)

到達目標:
気血水の概念を理解し、臨床に応用できる。

概要:
西洋医学において、生体の恒常性維持機能の破綻は、内分泌、神経系、免疫系の異常として感知されるが、漢方医学では、気血水の異常として捉えている。漢方の重要な病態把握の一つである気血水の概念について解説する。さらに、そうした概念を活用した具体的な症例を提示する。
9月29日
収録
3限目
臨床現場での漢方医学の有用性
(G06-A010619092901e038)

講師:大野 修嗣(医師、薬剤師)

到達目標:
現代の医療のなかで漢方の有用性を理解できる。

概要:
臨床現場で漢方が役立つことは数多い。具体的な症候を例に挙げ、西洋医学とは違った視点、診断、治療手段を有していることを述べ、漢方医学の臨床での有用性を解説する。さらに、漢方の有用性を示した具体的な症例を提示する。
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講座名漢方・鍼灸 高齢者医療に対する漢方治療 (A03)
テーマ責任者 矢久保 修嗣

明治薬科大学臨床漢方研究室 教授、日本東洋医学会常務理事・漢方専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医、日本病院総合診療医学会認定医、和漢医薬学会理事、医師
収録日 10月27日(日)
講座概要 高齢者が増加し、その多愁訴に対する診療をしていくうえでポリファーマシーなどが問題となっている。その現状のなか、現在の臨床で漢方の果たすべき役割が期待されている。高齢者に対する漢方治療の考え方、在宅医療における漢方の役割、そして漢方において重要な診察法である腹診に関して紹介をする。特に、腹診に関しては本学に備えてある腹診シミュレータを使用する実習を行う。
10月27日
収録
1限目
在宅医療における漢方の果たす役割
(G06-A030119102701e039)

講師:上田 ゆき子
日本大学医学部 板橋病院 研究委員、医師

到達目標:
在宅医療における漢方の臨床がわかる

概要:
在宅医療を受けている高齢者に対して行われる漢方治療の概要を紹介する。
10月27日
収録
2限目
高齢者に対する漢方治療
(G06-A030219102701e040)

講師:矢久保 修嗣

到達目標:
高齢者に対する漢方治療の概要を理解する

概要:
高齢者に対する漢方治療の臨床を概説する。
10月27日
収録
3限目
漢方における腹診の実際
(G06-A030319102701e041)

講師:矢久保 修嗣

到達目標:
漢方の臨床で行われている腹診をできるようになる。

概要:
腹診シミュレータを使用して腹診実技を実習する。
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講座名漢方・鍼灸 漢方医学の現代医学的解釈と臨床応用 (A04)
テーマ責任者 伊藤 剛

北里大学客員教授、北里大学東洋医学総合研究所非常勤医師
収録日 11月24日(日)
講座概要 陰陽・虚実・寒熱・五行・五臓・気血水などの漢方医学理論を、「冷え症」、「消化器疾患」、「皮膚疾患」、「心身症」などの臨床を通して現代医学的にも理解し、応用できるようにする。患者さんへの服薬指導に役立つ、なぜこの処方か、医師は何を考え、どのような意図で処方しているか、を症例を交えて具体的に解説する。

最近のトピックスをあわせて話題とすることから、各回の内容を変更することがある
11月24日
収録
1限目
冷え性と体温調節障害より診た漢方臨床
(G06-A040119112401e042)

講師:伊藤 剛

到達目標:
体温調節障害の病態と治療を、漢方医学より理解する。

概要:
古典に書かれているのは寒熱の異常により引き起こされた病態に対する治療であり、冷え症の治療ではない。この時期に増えてくる冷え症や冷え、のぼせなどの体温調節障害の病態と治療を、陰陽・虚実・寒熱・気血水と現代医学的観点から解説する。
11月24日
収録
2限目
消化器疾患と皮膚疾患より診た漢方臨床
(G06-A040219112401e043)

講師:伊藤 剛

到達目標:
消化器疾患と皮膚疾患の病態と治療を、漢方医学より理解する。

概要:
漢方ではどのような治療に際してもまず脾胃(胃腸機能)が重視される。消化器疾患の漢方診断と治療を陰陽・虚実・脾胃・寒熱・気血水、皮膚疾患の漢方診断を虚実・寒熱・気血水の病態と同時に現代医学的観点から解説する。
11月24日
収録
3限目
心身症より診た漢方臨床
(G06-A040319112401e044)

講師:伊藤 剛

到達目標:
心身症の病態と治療を、漢方医学より理解する。

概要:
漢方の基本概念に「心身一如」があるように、心身症では身体と精神を一つのものと捉える漢方治療が適応となる疾患が多い。この心身症の漢方診断と治療を、陰陽・虚実・五行・気血水 の病態と同時に現代医学的観点から解説する。
各回の内容は最近のトピックスをあわせて話題とすることから、若干の変更をすることがある
申込み受付終了

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講座名薬物治療学Ⅵ 婦人科系疾患の薬物治療(E06)
テーマ責任者 野澤 玲子

明治薬科大学 臨床神経薬理学 准教授
講座概要 知識伝達型の講義ではなく、担当教員がそれぞれの専門分野において最先端の医学問題、社会的な問題などを取り上げ、系統講義ではなしえない学生自らが問題を考えるきっかけとする講義を行う。
2019年4月8日
収録
婦人科系疾患の薬物治療[1]
(G06-E060119040801e027)

概要:
月経異常、子宮筋腫、子宮内膜症、避妊など

※大学6年生の講義を収録した講座です。

2019年4月15日
収録
婦人科系疾患の薬物治療[2]
(G06-E060119041501e028)

概要:
抗リン脂質抗体血症、高プロラクチン血症、妊娠高血圧 症、更年期障害など

※大学6年生の講義を収録した講座です。

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講座名薬物治療学Ⅴ 緩和医療(E07)
テーマ責任者 野澤 玲子

明治薬科大学 臨床神経薬理学 准教授
講座概要 最新の緩和ケア療法の概念、あり方、治療の実際を学ぶ。
2019年6月24日
収録
緩和医療薬学総論とWHO方式がん疼痛治療法
(G06-E070119062401e029)

概要:
がん疼痛の分類・機序、痛みの評価
麻薬性鎮痛薬とWHO 方式三段階除痛ラダー

※大学5年生の講義を収録した講座です。

2019年7月1日
収録
非オピオイド鎮痛薬とオピオイド鎮痛薬の特徴と理解レスキュー薬について
(G06-E070219070101e030)

概要:
WHO方式がん疼痛治療法の実際

※大学5年生の講義を収録した講座です。

2019年7月8日
収録
オピオイド鎮痛薬の副作用対策、オピオイドスイッチング
(G06-E070319070801e031)

概要:
緩和ケアにおける症状管理、オピオイドの副作用とその対策

大学5年生の講義を収録した講座です。

2019年7月11日
収録
神経障害性疼痛とは&「緩和医療における最近の話題、緩和医療におけるチーム医療の実際」
(G06-E070419071101e032)

概要:
鎮痛補助薬、薬物療法以外の疼痛治療

※大学5年生の講義を収録した講座です。

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2018年度 収録講座

講座名漢方・鍼灸 東洋医学の理論と臨床の実際 (A01)
テーマ責任者 大野 修嗣

大野クリニック 院長、日本東洋医学会 副会長、国際東洋医学会 理事、埼玉医科大学第2内科 非常勤講師、医師、薬剤師
収録日 2018年5月27日、9月23日
講座概要 高度に発達した現代医学が遍く行き渡った日本社会においても、薬局、鍼灸の治療施設を含めた医療現場では、伝統的医学が支持され、多くの人々が恩恵を受けている。しかし、必ずしも正当で、正確な情報として伝わっていないことが危惧される。日本における伝統医学は東洋医学と呼ばれ、湯液(漢方薬)と鍼灸が両輪をなす。本講義では、その両面から基礎理論に始まり臨床の現場での有用性に至るまでを解説し、どこにその存在価値があるのかを明らかにしたい。
5月27日
収録
1限目
漢方医学と西洋医学の比較、時間軸で病態をみる漢方医学
(G06-A010118052701e002)

講師:磯部 秀之(医師)
埼玉医科大学 東洋医学科 講師

到達目標:
時間軸を考慮した漢方の治療戦略の特徴を理解できる。

概要:
漢方医学と西洋医学を比較することによって、漢方医学の特質を考える。
西洋医学では捉えられない病態、漢方医学独特の治療戦略を明らかにする。
漢方医学は病態に時間軸を入れて理解するが、西洋医学においては時間軸を考慮することが少ない。
時間軸を考慮しながらの病態の認識と治療方法の選択は漢方の特筆すべき特徴である。
具体的な症例を提示して、西洋医学と際立った漢方医学の特徴を述べる。
5月27日
収録
2限目
鍼灸総論 -鍼灸治療とは?-
(G06-A010218052701e003)

講師:山口 智(鍼灸師)
埼玉医科大学 東洋医学科 講師

到達目標:
鍼灸治療の適応症とその効果のメカニズムを習得し、広く実地臨床に活かす。

概要:
漢方(東洋医学)の治療方法は、湯液と鍼灸に大別される。
鍼灸治療の基本である経絡(ツボの道筋)と経穴(ツボ)を解説し、全人的医療である鍼灸治療の特質を述べる。
5月27日
収録
3限目
漢方医学の基礎理論(陰陽、虚実、寒熱、表裏)
(G06-A010318052701e004)

到達目標:
病的状態を陰陽虚実表裏寒熱の視点で理解できる。

概要:
「陰陽」とはこの世の森羅万象(物質と現象)を陰と陽との相対する2つの性質に分けてその有様を把握認識する古代中国の哲学である。
「虚実」とは体質・体力・病態の激しさなどから適切な治療方法を選択するための概念である。
「寒熱」とは病気の熱的性質の概念である。
また「表裏」は病気の主座が人体の表面にあるのか、深部にあるのかを表現する概念である。
以上のそれぞれの概念を総合して漢方医学のいわゆる「証」が導き出される。
これらの手段によっていかなる病態が現出するのか、どんな漢方薬が適応するのか、具体的症例を供覧する。
9月23日
収録
1限目
鍼灸各論-鍼灸治療の適応疾患とその治療効果-
(G06-A010418092301e011)

講師:山口 智(鍼灸師)
埼玉医科大学 東洋医学科 講師

到達目標:
国民の有訴者率の最も高い、腰痛に対する鍼灸治療の有効性と有用性について理解する。

概要:
伝統医療である鍼灸治療は、数多くの疾患や症状に効果が期待できる。
西洋医学的な治療で効果が期待できない難治性の疼痛疾患に対する鍼灸治療の実際と、その効果について概説する。
9月23日
収録
2限目
恒常性維持機能と気血水
(G06-A010518092301e012)

到達目標:
気血水の概念を理解し、臨床に応用できる。

概要:
西洋医学において、生体の恒常性維持機能の破綻は、内分泌、神経系、免疫系の異常として感知されるが、漢方医学では、気血水の異常として捉えている。
漢方の重要な病態把握の一つである気血水の概念について解説する。
さらに、そうした概念を活用した具体的な症例を提示する。
9月23日
収録
3限目
臨床現場での漢方医学の有用性
(G06-A010618092301e013)

到達目標:
現代の医療のなかで漢方の有用性を理解できる。

概要:
臨床現場で漢方が役立つことは数多い。
具体的な症候を例に挙げ、西洋医学とは違った視点、診断、治療手段を有していることを述べ、漢方医学の臨床での有用性を解説する。
さらに、漢方の有用性を示した具体的な症例を提示する。
申込み受付終了

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講座名漢方・鍼灸 漢方エキス製剤のDrug Informationと服薬指導 (A02)
テーマ責任者 赤瀬 朋秀

ファーマシーマネジメント研究所 所長
天然薬物研究方法論アカデミー 理事長
サイエンス漢方処方研究会 理事
博士(臨床薬学)(日本経済大学大学院経営学研究科医薬マネジメントコース 主任・教授)
収録日 2018年7月22日、11月25日
講座概要 本講座では、臨床現場において活躍中の薬剤師実務家を招聘し、漢方エキス製剤の調剤および服薬指導を行う際に留意している点や、工夫している点について解説する。特に、薬剤師が業務を行う際に必須となる漢方エキス製剤のDrug Informationの考え方、組み立て方、応用の仕方について詳細に解説する。
7月22日
収録
1限目
漢方薬の副作用および服薬指導
(G06-A020118072201e008)

講師:稲葉 健二郎(薬剤師)
社会福祉法人ワゲン福祉会 総合相模更生病院 薬剤部長

到達目標:
漢方薬の副作用とそのリスク因子を理解し、服薬指導に生かすことができる。

概要:
漢方薬の代表的な副作用とPMDAへの報告状況について概説する。
7月22日
収録
2限目
産婦人科疾患と漢方治療
(G06-A020218072201e009)

講師:稲葉 健二郎(薬剤師)
社会福祉法人ワゲン福祉会 総合相模更生病院 薬剤部長

到達目標:
構成生薬の薬効を理解し、漢方エキス製剤の服薬指導ができる。

概要:
産科・婦人科疾患に用いられる漢方エキス製剤の応用、治療の現状、および服薬指導の実例について解説する。
7月22日
収録
3限目
漢方エキス製剤のDrug Informationを創る
(G06-A020318072201e010)

講師:赤瀬 朋秀(薬剤師)
日本経済大学大学院経営学研究科 教授

到達目標:
漢方薬の医薬品情報の読み解き方、考え方が理解できる。

概要:
漢方エキス製剤は日常臨床にどの程度必要なのか、その現状について概説する。
また、情報源としての医薬品添付文書の読み解き方や、考え方、応用の仕方について解説する。
11月25日
収録
1限目
保険薬局実務と漢方薬の服薬指導
(G06-A020418112501e017)

講師:佐藤 大輔(薬剤師)
桂元堂薬局 薬局長

到達目標:
漢方薬を調剤し、服薬指導するにあたり注意すべき基本的事項を理解できる。

概要:
保険薬局における漢方薬の調剤及び服薬指導について、基礎的な事項を中心に講義を行う。
11月25日
収録
2限目
皮膚科疾患と漢方治療
(G06-A020518112501e018)

講師:佐藤 大輔(薬剤師)
桂元堂薬局 薬局長

到達目標:
皮膚科疾患の漢方医学的原因と使用される処方について理解し、服薬指導できる。

概要:
皮膚科疾患の漢方医学的原因とそれに対して用いられる漢方エキス製剤の特徴、および服薬指導について解説する。
11月25日
収録
3限目
疾患領域別漢方エキス製剤の服薬指導
(G06-A020618112501e019)

講師:難波 昭雄(薬剤師)
横浜薬科大学 薬学部 臨床薬学科 薬剤学研究室 准教授

到達目標:
漢方エキス製剤の添付文書の読み方について概説できる。

概要:
消化器疾患、神経・筋疾患に用いられる漢方エキス製剤を中心に、医薬品添付文書の読み解き方や、考え方、服薬指導の実例等について解説する。
申込み受付終了

講義タイトル下の( )内は講義の単位識別コードです。

講座名漢方・鍼灸 重要漢方処方解説 (A03)
テーマ責任者 石毛 敦

横浜薬科大学 薬学部 漢方薬学科 漢方薬物学研究室 教授

岡安 維蓉

横浜薬科大学 薬学部 漢方薬学科 漢方薬物学研究室 研究員 医学博士 鍼灸師
収録日 2018年6月24日
講座概要 今なぜ漢方薬が見直されているのでしょうか。また、薬剤師が漢方を学ぶ必要があるのでしょうか? このような疑問が多くの薬剤師の先生から投げかけられます。結論から言えば、全ての薬剤師は漢方を知る必要があると私たちは考えております。また、日常診療の中に取り入れられている感の強い漢方薬ではありますが、「どうも漢方薬の服薬指導は苦手で!」という声を聞くのも事実少なくありません。漢方薬の投薬内容から何を読み取れば患者さんに正確な服薬指導ができるのでしょうか。本講座では、その疑問にお答えしたいと考えております。薬剤師の対応により医師と患者のコミュニケーションは強固にも軟弱にもなります。最悪の場合は信頼関係すら損ないかねません。同病異治・異病同治の考え方を持ちながら、漢方薬は証により投薬されます。従って、処方内容で病名が必ずしも明らかになりません。その時にどのように対処したら良いのか? を学んでいただきます。ここでは、漢方の勉強法を中心に、生薬の薬能の解説にも触れていきたいと思います。またその都度、服薬指導をどうするかをご一緒に考えてみたいと思っております。かなり欲張りな企画ではありますが、どこまでできるのか体験していただければ幸いです。処方名が分からなくとも服薬指導は可能です。是非実感を!

この講座は、講師の変更がありましたので、講座概要と実際の講演内容に、異なる部分があります。予めご了承ください。
6月24日
収録
1限目
風邪と漢方(午前中に風邪をひきました。私葛根湯飲んでいいですか?)
(G06-A030118062401e005)

講師:石毛 敦
6月24日
収録
2限目
初老の男性に当帰芍薬散が処方されました。その時、薬剤師は?
(G06-A030218062401e006)

講師:石毛 敦
6月24日
収録
3限目
舌診で何がわかる?
(G06-A030318062401e007)

講師:喩 静

留意点:本講座の舌の写真には、モザイク掛けを多数おこなっております。予めご了承ください。
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講座名漢方・鍼灸 漢方医学の現代医学的解釈と臨床応用 (A04)
テーマ責任者 伊藤 剛

北里大学客員教授、北里大学東洋医学総合研究所非常勤医師
収録日 2018年度10月28日
講座概要 陰陽・虚実・寒熱・五行・五臓・気血水などの漢方医学理論を、「冷え症」、「消化器疾患」、「皮膚疾患」、「心身症」などの臨床を通して現代医学的にも理解し、応用できるようにする。
10月28日
収録
1限目
冷え性と体温調節障害より診た漢方臨床
(G06-A040118102801e014)

到達目標:
体温調節障害の病態と治療を、漢方医学より理解する。

概要:
古典に書かれているのは寒熱の異常により引き起こされた病態に対する治療であり、冷え症の治療ではない。
冷え症や冷え、のぼせなどの体温調節障害の病態と治療を陰陽・虚実・寒熱・気血水と現代医学的観点から解説する。
10月28日
収録
2限目
消化器疾患と皮膚疾患より診た漢方臨床
(G06-A040218102801e015)

到達目標:
消化器疾患と皮膚疾患の病態と治療を、漢方医学より理解する。

概要:
漢方ではどのような治療に際してもまず脾胃(胃腸機能)が重視される。
消化器疾患の漢方診断と治療を陰陽・虚実・脾胃・寒熱・気血水、皮膚疾患の漢方診断を虚実・寒熱・気血水の病態と同時に現代医学的観点から解説する。
10月28日
収録
3限目
心身症より診た漢方臨床
(G06-A040318102801e016)

到達目標:
心身症の病態と治療を、漢方医学より理解する。

概要:
漢方の基本概念に「心身一如」があるように、心身症では身体と精神を一つのものと捉える漢方治療が適応となる疾患が多い。
この心身症の漢方診断と治療を、陰陽・虚実・五行・気血水の病態と同時に現代医学的観点から解説する。
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講座名薬剤師が果たすべき職責(E05)
テーマ責任者 伊東 明彦

明治薬科大学 臨床薬学部門/治療評価学 教授
2018年収録時の肩書です。
2018年5月10日
収録
Pharmacotherapistとしての薬剤師
(G06-E050118051001e001)

到達目標:
医療の担い手である薬剤師としてより有効で安全な薬物治療の提供と疾病の予防を通して社会に貢献する。

講義概要:
薬剤師は医療の担い手として医療の基本理念に基づいた良質かつ適切な医療を行うことが求められている。
医療の基本理念では医療を受ける者との信頼関係に基づき、医療を受ける者の心身の状況に応じた治療と予防を行うべきとされている。
薬剤師は、基本理念に基づいたその責務を果たすことができれば、社会にその存在感を示すことができる。
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問い合わせ先

〒204-8588 東京都 清瀬市 野塩 2-522-1
明治薬科大学
E-mail:lifelong@my-pharm.ac.jp