機器分析センター
先進の大型機器を揃え、専用の空調設備を設置するなど、精密分析に必要な環境を備えた研究サポート施設です。
二重収束磁場型質量分析計
有機化合物の分子量を測定する機械です。分子量を精密測定することにより分子式を推定することができます。
核磁気共鳴装置
炭素、水素等の原子からなる有機化合物の分析に利用します。原子のつながりを知ることで、有機化合物の平面構造や立体構造が分かります。
DNAシーケンサー
遺伝子情報を貯蔵しているDNA(デオキシリボ核酸)は、4種類の核酸塩基が多数結合し、一列に並んだ細長い分子です。この機械はDNAを構成している核酸塩基の配列を解析します。
元素分析計
試料(有機化合物)を燃やして発生する、H2O・CO2・N2ガスを測定します。試料の炭素、水素、窒素の組成が分かります。
プロテインシーケンサー
タンパク質は、多数のアミノ酸がペプチド結合することによりできています。この機械で、様々な働きを持つタンパク質のアミノ酸配列が分かります。
動物研究施設・RI施設
世界最高水準の飼育設備を備えた動物研究施設と780m²の広さを確保したRI施設は、最先端の薬学研究をサポートします。
動物研究施設
マウスやラットなどの動物を用いて様々な研究を行うための施設です。動物の福祉に配慮し、世界最高水準の飼育設備を完備するとともに、高度な飼育技術を駆使し、多様化する薬学の研究に貢献しています。
RI施設
RI(放射性同位体)を利用した最先端の薬学研究を行うための施設です。780m²の広いスペースに、一般実験室、動物代謝実験室、RI貯蔵室、測定室などがあり、様々な研究や実験に対応できる最新鋭の機器を備えています。
最先端機器
誘導結合プラズマ質量分析装置をはじめ、共焦点レーザー顕微鏡、自動細胞解析分取装置など、
多くの最先端機器を導入し研究環境をさらに充実させました。
自動細胞解析分取装置
細胞浮遊液を高速で流して、個々の細胞の相対的大きさ、形状、細胞内部の構造やDNA、タンパク質、カルシウムイオンなどの違いを短時間で解析し、任意の種類の細胞を選り分けることができます。
誘導結合プラズマ質量分析装置
超微量の元素を分析する装置で、高温のプラズマ中で生成したイオンの質量を測定することで、試料中にどのような元素がどれだけあるかが分かります。
共焦点レーザー顕微鏡
マルチアルゴン、He-Ne赤色、緑色の三種のレーザー発振器を搭載し、蛍光染色した組織・細胞や蛍光タンパク質を発現させた細胞を立体的・経時的に解析することができ、細胞内分子の局在や運動を測定します。
単結晶X線回析装置
結晶にX線を当てて反射光(回析X線)を測定することで、結晶中の分子の構造と分子同士の関係を立体的に明らかにするための装置です。測定結果はコンピュータ処理されて3次元グラフィックとして出力されます。