病院で活躍する臨床薬剤師を養成

病院での臨床実習
約4ヶ月間の独自実習を実施し、臨床現場での薬物治療から生きた臨床薬学を学ぶ「病棟業務」を実習の主眼とします。週4日は病院実習を行い、週末は大学で少人数ゼミによるフォローアップを実施。実習中に遭遇した薬物治療上の問題を討論し、解決への糸口を見つけます。
メッセージ

コース責任者
野澤 玲子 准教授
病院薬学コースは、従来、大学院臨床薬学専攻博士課程(前期)で実施していた教育理念・教育体制を継承しています。
症例検討を通して薬物療法に関する最新情報を収集・評価し、薬物療法に関する判断能力を養うことにより、薬物療法において責任の一端を担える薬剤師を養成することを目的に研修を行っています。
本コースでは月曜から木曜まで研修病院で主に病棟研修を行い、金曜・土曜は学内ゼミ(症例解析、薬物動態評価、ジャーナルクラブ)等を行っています。なお、学内研修は大きく2期に分けて実施しています。
標準実習が始まる前の2月上旬に約2週間にわたって、症例検討をするための基礎的トレーニングを実施しています。
コース実習期間には研修病院で経験した実症例をもとに症例検討を行っています。また、実習終了後、研修施設の指導薬剤師の先生方を交えて症例報告会を開催しています。
医療現場の第一線で活躍されている先生方をお招きし、定期的に病院薬学コース特別講演会を開催しています。各先生方の講演内容は大変臨場感にあふれ、学生のモチベーション向上に一役買っています。
研修施設と大学との連携の在り方ならびに学生の実習成果については教育担当者会議を定期的に開催して検討し、次期研修カリキュラムに反映させるようにしています。