研究

研究室

病態生理学

水チャネル(アクアポリン)と病気の関係について臨床応用を目指して研究している。細胞内水チャネル破綻による基礎研究としてアポトーシスや多発性のう胞腎の発症機構や尿中エキソゾームの水チャネル(AQP2)の発現と機能解析、AQP2阻害薬のスクリーニング。水チャネル(AQP11欠損マウス)を使って、腎臓、胸腺、消化管、脂肪組織、肝臓での役割の解明、脳梗塞モデルでのAQP11有無の影響について研究している。

研究テーマ

多発性嚢胞腎の発症・進行に関与する遺伝子・蛋白の網羅的解析

研究概要

AQP11ノックアウトマウスは3週から多のう胞腎へと進展し死に至る。蛋白発現を比較して病因をあきらかにして、嚢胞形成の進行を抑制する薬剤を検索する。また嚢胞腎には増殖因子のseg-1が高発現しており、腎増殖や再生にも関与しているかを検証する。

脳血管でのAQP11の発現と脳浮腫の関連

研究概要

AQP11は脳血管内皮細胞に発現して、血液脳関門機能を調節している。脳梗塞モデルマウスでの解析から脳浮腫治療法を開発する

末期腎不全や透析患者の筋萎縮の病態解析

研究概要

慢性腎不全マウスを作成して、筋発現蛋白を網羅的に比較して、筋代謝の病態を明らかにして、臨床研究のシーズを発見する。

慢性腎不全患者の処方解析

研究概要

医師による処方パターンをデータベースより解析して、問題点を洗い出して、改善策を提案する。

マウス、ヒト尿中エキソゾームのAQP2の発現動態の解明

研究概要

倫理委員会から了承を得て、ヒト尿中の水チャネルAQP2を定量する。AQP2を強制発現させたMDCK細胞での上清へのエキソゾームAQP2の分泌制御機構や病態との関連、バイオマーカーとしての有用性をあきらかにする。

バソプレシン感受性水チャネルAQP2阻害剤の探索

研究概要

ヒトAQP2を大腸菌に発現させてHISカラムで精製してリポゾームに発現させて、ストップフロー法で水透過性を測るアッセイ系を確立。これを用いて阻害薬をスクリーニングする。

AQP2の細胞膜トラフィックを促進する薬物の検証

研究概要

培養細胞系のAQP2細胞膜発現を共焦点顕微鏡で観察:メトホルミンの浸透圧依存性の効果の検証。漢方薬の有用性。

AQP11の胸腺への役割

研究概要

グリセリンチャネルでもあるAQP11の欠損で胸腺萎縮がおきるが、免疫系と脂肪代謝の関連を明らかにする。マイクロアレイのデータをもとにシグナル系を検証する

AQP11の脂肪組織での役割

研究概要

すでに明らかになっているグリセリンチャネルAQP3,7,10に加えてAQP11も関与する(AQP11ないとるい痩)。ホルモンの影響も含めて制御機構を明らかにする

皮膚の水チャネルを増加させるサプリメントのスクリーニング

研究概要

保湿にかかわる水チャネルを増加させるビタミン類やハーブの検証と、皮膚再生やアトピー治療への応用

アクアポリンの進化

研究概要

データベースを中心に細菌からヒトまでのアクアポリンの進化に環境の影響の関与や偽遺伝子化を中心に検索する

細胞内アクアポリンによる細胞内水代謝の解明

研究概要

AQP11が細胞内に限局することから細胞内水コンパートメントの存在をあきらかにする。グリセリンの局在も細胞脂肪代謝に関連している。

急性腎不全を改善する硫化水素とアクアポリン

研究概要

アクアポリンが硫化水素を通すことで細胞内活性酸素の除去にかかわっており、腎不全の病態を改善することが期待される。

腸管の水チャネルと腸炎の関係

研究概要

マウスの潰瘍性大腸炎モデルでの発現調節

軟骨細胞のアクアポリン

研究概要

リウマチや変形性膝関節症の病態にアクアポリンが関与している