2018年度 薬剤師生涯学習講座 一覧
講座一覧
- 漢方・鍼灸 東洋医学の理論と臨床の実際 (A01)
- 患者から求められる"かかりつけ"薬剤師になる! (B01)
- 薬剤師によるバイタルチェックの基礎 (V01)
- ゼロから始める薬局の在宅医療 (E01)
- 漢方・鍼灸 重要漢方処方解説 (A03)
- ポリファーマシー (PP01)
- 漢方・鍼灸 漢方エキス製剤のDrug Informationと服薬指導 (A02)
- 最新がん化学療法の実際 (F03)
- 地域に根差した薬局になるために 医薬分業のこれまで、そしてこれから (E02)
- 漢方・鍼灸 漢方医学の現代医学的解釈と臨床応用 (A04)
- 医師、患者からの質問に5分で答えるテクニック ~DI過誤を起こさないために~(E04)
- 緩和ケア 入門編(F01)
- 緩和ケア 中級・アドバンス (F02)
- 地域に根差した薬局になるために 特別講座 (E03)
漢方・鍼灸 東洋医学の理論と臨床の実際 (A01)
大野 修嗣
大野クリニック 院長、日本東洋医学会 副会長、国際東洋医学会 理事、埼玉医科大学第2内科 非常勤講師、医師、薬剤師
講義内容
高度に発達した現代医学が遍く行き渡った日本社会においても、薬局、鍼灸の治療施設を含めた医療現場では、伝統的医学が支持され、多くの人々が恩恵を受けている。しかし、必ずしも正当で、正確な情報として伝わっていないことが危惧される。日本における伝統医学は東洋医学と呼ばれ、湯液(漢方薬)と鍼灸が両輪をなす。本講義では、その両面から基礎理論に始まり臨床の現場での有用性に至るまでを解説し、どこにその存在価値があるのかを明らかにしたい。
2018年 | 講義概要 |
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5月27日 1限 |
漢方医学と西洋医学の比較、時間軸で病態をみる漢方医学 (G06-A010118052701) 講師:磯部 秀之(医師) 埼玉医科大学 東洋医学科 講師 漢方医学と西洋医学を比較することによって、漢方医学の特質を考える。 西洋医学では捉えられない病態、漢方医学独特の治療戦略を明らかにする。 漢方医学は病態に時間軸を入れて理解するが、西洋医学においては時間軸を考慮することが少ない。 時間軸を考慮しながらの病態の認識と治療方法の選択は漢方の特筆すべき特徴である。 具体的な症例を提示して、西洋医学と際立った漢方医学の特徴を述べる。 到達目標: 時間軸を考慮した漢方の治療戦略の特徴を理解できる。 |
5月27日 2限 |
鍼灸総論-鍼灸治療とは?- (G06-A010218052701) 講師:山口 智(鍼灸師) 埼玉医科大学 東洋医学科 講師 漢方(東洋医学)の治療方法は、湯液と鍼灸に大別される。 鍼灸治療の基本である経絡(ツボの道筋)と経穴(ツボ)を解説し、全人的医療である鍼灸治療の特質を述べる。 到達目標: 鍼灸治療の適応症とその効果のメカニズムを習得し、広く実地臨床に活かす。 |
5月27日 3限 |
漢方医学の基礎理論(陰陽、虚実、寒熱、表裏) (G06-A010318052701) 「陰陽」とはこの世の森羅万象(物質と現象)を陰と陽との相対する 2つの性質に分けてその有様を把握認識する古代中国の哲学である。 「虚実」とは体質・体力・病態の激しさなどから適切な治療方法を選択するための概念である。 「寒熱」とは病気の熱的性質の概念である。 また「表裏」は病気の主座が人体の表面にあるのか、深部にあるのかを表現する概念である。 以上のそれぞれの概念を総合して漢方医学のいわゆる「証」が導き出される。 これらの手段によっていかなる病態が現出するのか、どんな漢方薬が適応するのか、具体的症例を供覧する。 到達目標: 病的状態を陰陽虚実表裏寒熱の視点で理解できる。 |
9月23日 1限 |
鍼灸各論-鍼灸治療の適応疾患とその治療効果- (G06-A010418092301) 講師:山口 智(鍼灸師) 埼玉医科大学 東洋医学科 講師 伝統医療である鍼灸治療は、数多くの疾患や症状に効果が期待できる。 西洋医学的な治療で効果が期待できない難治性の疼痛疾患に対する鍼灸治療の実際と、その効果について概説する。 到達目標: 国民の有訴者率の最も高い、腰痛に対する鍼灸治療の有効性と有用性について理解する。 |
9月23日 2限 |
恒常性維持機能と気血水 (G06-A010518092301) 西洋医学において、生体の恒常性維持機能の破綻は、内分泌、神経系、免疫系の異常として感知されるが、 漢方医学では、気血水の異常として捉えている。 漢方の重要な病態把握の一つである気血水の概念について解説する。 さらに、そうした概念を活用した具体的な症例を提示する。 到達目標: 気血水の概念を理解し、臨床に応用できる。 |
9月23日 3限 |
臨床現場での漢方医学の有用性 (G06-A010618092301) 臨床現場で漢方が役立つことは数多い。 具体的な症候を例に挙げ、西洋医学とは違った視点、診断、治療手段を有していることを述べ、 漢方医学の臨床での有用性を解説する。 さらに、漢方の有用性を示した具体的な症例を提示する。 到達目標: 現代の医療のなかで漢方の有用性を理解できる。 |
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患者から求められる"かかりつけ"薬剤師になる!
地域住民の健康維持(セルフメディケーション)支援および医薬品適正使用の実践(B01)
明日から使える知識・技能・心構えを身につける実践ワークショップシリーズ
石井 文由
明治薬科大学 セルフメディケーション学研究室 寄付講座教授
講義内容
貴方は患者さんに「かかりつけ薬剤師に指名したい」と思ってもらえる自信がありますか・・?
服薬支援をしてくれるだけの薬剤師では、これまでの薬剤師と変わらないので、
国が求めている「かかりつけ薬剤師」として貴方を選んでもらうことはできません!
例えば・・今服用している薬の量を減らすために、対処薬物療法だけでなく根本解決となる生活習慣改善を支援してくれる、
あるいは病気の予防方法を教えてくれる・・等々、こうした薬剤師なら名実共に"かかりつけ"の指名を頂けます!
これこそがまさに"健康サポート"であり、そんな薬剤師のいる薬局が真の"健康サポート薬局"です。
本講座は、地域住民あるいは国民の健康サポートを実践できる「かかりつけ薬剤師」なるために具備すべき知識・技能・態度を体験しながら身につけ、自信を持って健康サポート薬局の申請および健康維持(拡大したセルフメディケーション)支援ができるための講座です。
2018年 | 講義概要 |
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6月3日 1限 2限 3限 |
「期待される検体測定室を有効活用できる薬剤師の役割 ~薬局に検体測定室を開設し、地域住民および患者から信頼される薬剤師となる~」 (G06-B010118060301) (G06-B010218060301) (G06-B010318060301) 講師: 石井文由、今中侑子、円入智子 薬局での検体測定室運営を可能とした平成26年3月の臨床検査技師法一部改正通知から4年経ち、 検体測定室を運営する薬局数は1500箇所を超えている。 本講座では、地域住民から期待される検体測定室の役割とは何か、その役割を担う為に薬局に必要なことは何かを学ぶ。 さらに検体測定室の運営に必要となる設備や費用、厚生労働省への届出、 運営業務の実際(採血補助、測定方法)についてHbA1cの測定体験を通して学ぶ。 また、平成30年1月に公表された「検体測定室に関するガイドラインに係る疑義解釈集」の内容を含め、 検体測定室の開設や運営に役立つ最新情報を提供する。 さらに、受検者に検査値結果を適切に説明し、健康相談を継続的に応需するために必要なスキル及び知識を 実践体験を通して学ぶ。 |
7月1日 1限 2限 3限 |
「期待される"かかりつけ薬剤師"の役割 ~薬局で行うべき(薬剤師が身につけておくべき)食事指導および運動指導と具体的な実践法~」 (G06-B010418070101) (G06-B010518070101) (G06-B010618070101) 講師: 石井文由、今中侑子、和田佳子 本講座では、服薬中の患者あるいは地域住民に行うべき 食習慣および運動習慣改善の支援方法について体験しながら身につける。 具体的には、薬局で実践可能な食習慣チェック方法、改善支援方法、特定保健用食品(トクホ)や サプリメントなどの健康食品に対する考え方などを修得する。 そして食習慣改善の成果チェックの方法として、 各種測定機器(骨密度、体組成、体バランス、血流、血圧の測定など)の操作を実際に習得しながら、 機械特性等も含めた測定法を身につける。 薬局での実践に関して、薬剤師による栄養指導の実際や、管理栄養士との他職種連携の事例を紹介するとともに、 実際にあった患者からの相談例に対するアドバイスを考えながら、栄養指導の具体的方法を学ぶ。 さらに薬局で行うべき運動指導として、地域住民あるいは患者が運動を実践するにあたり、 運動時の安全性を確保する為のポイント(脈拍数の測定方法、関節に負担をかけない運動方法)、 効率的に健康効果を得る運動支援法(運動強度の設定、運動メニューの選択)を体験し身につける。 具体的には、安全に効率的に体を動かすために必要な解剖学や運動機能学などの基礎知識を身につけた上で、 「時間がとれない」、「外は寒いから嫌」、「腰痛、膝痛がある」、「血圧が高い」、 「高齢である」などのケース別に、適切な指導、アドバイス方法を身につける。 |
9月2日 1限 2限 3限 |
「期待される"かかりつけ薬剤師"の役割 ~患者メリットが得られるジェネリック医薬品(外用剤)の選択法~」 (G06-B010718090201) (G06-B010818090201) (G06-B010918090201) 講師: 石井文由、下川健一、今中侑子 今春には後発医薬品置換え率70%~85%以上が求められるなどの大幅な診療報酬改定が進められている。 しかしながら、先発品と後発品(ジェネリック医薬品)では製造過程や添加物などが異なることにより、 特に外用剤においては両製剤間に製剤学的な特性や使用感で差が生じることが懸念されている。 患者にとって製剤の使用感は、アドヒアランスに影響をおよぼす、あるいは先発品に戻す根拠となる重要な問題であり、 製剤学的特性の理解は、患者メリットを得られる製品選択につながる。 本講座では、各後発品の先発品と比較した製剤特性について解説し、薬局での採用品目選択の参考となる情報を提供する。 また、代表的な製剤については実際に先発品および後発品全製剤を触り、 感触、使用感の差を体感するとともに、薬局で実施可能な簡易製剤学的測定(実験)を体験し、 患者目線の製剤選択方法を身につける。 |
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薬剤師によるバイタルチェックの基礎(V01)
越前 宏俊
明治薬科大学 薬物治療学教室 教授、医師
講義内容
近年、病院においても薬局においても薬剤師が従来よりも積極的に薬物治療に関与する事が求められている。薬物治療の効果と有害反応は患者の問診で検出できるものもあるが、患者の身体症状の変化として評価しなければならないものも多い。本講義では、薬物の適正使用の観点から重要なバイタルサインと身体所見について講義とシミュレーターを用いた演習により学ぶ事を目的とする。
2018年 | 講義概要 |
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6月3日 1限 13:00~ 14:30 |
薬剤師によるバイタルサインの基礎1 (G06-V010118060301) 1.基本的なバイタルサインに関係する解剖、病態生理を講義する. 2.バイタルサインをシミュレーターを使って学ぶ. 到達目標: 1.薬物治療の効果評価に関係する基本的なバイタルサインを知り、その意義を説明できるようになる。 2.基本的なバイタルサインを自らとることが出来る。 |
6月3日 2限 14:40~ 16:10 |
薬剤師によるバイタルサインの基礎2 (G06-V010218060301) 1.基本的なバイタルサインに関係する解剖、病態生理を講義する. 2.バイタルサインをシミュレーターを使って学ぶ. 到達目標: 1.薬物治療の効果評価に関係する基本的なバイタルサインを知り、その意義を説明できるようになる。 2.基本的なバイタルサインを自らとることが出来る。 |
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ゼロから始める薬局の在宅医療(E01)
佐藤 亮一
株式会社 龍生堂本店 執行役員 調剤事業部 部長
講義内容
在宅訪問をこれから始めるための基本事項を習得します。また在宅訪問だけでなく、外来服薬指導、介護用品に至るまで薬局ならではのアイテムの紹介や、一歩踏み込んだ知識と活用法を習得し、かかりつけ薬剤師としての活躍を後押しします。
2018年 | 講義概要 |
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7月1日 1限 |
在宅訪問 準備編 「始めましょう在宅訪問」~在宅訪問に必要なものは?~ (G06-E010118070101) 講師: 佐藤 亮一 株式会社 龍生堂本店 執行役員 調剤事業部 部長 関下 禅美 株式会社 龍生堂本店 龍生堂薬局 地域医療連携室 薬局薬剤師の役割の変化にかかりつけ機能強化、在宅医療への関わりがあります。 在宅訪問開始時に迅速に対応ができるように、在宅訪問を始めるにあたり必要な知識を確認します。 ・医療保険と介護保険 ・在宅訪問に必要な手続きは? ・在宅訪問に必要な書類は? 到達目標: 在宅訪問開始に向け必要な関連法規を確認する。 |
7月1日 2限 |
在宅訪問 訪問編 「行ってみましょう在宅訪問」~在宅訪問で何するの?~ (G06-E010218070101) 講師: 佐藤 亮一 株式会社 龍生堂本店 執行役員 調剤事業部 部長 関下 禅美 株式会社 龍生堂本店 龍生堂薬局 地域医療連携室 訪問指示が出て在宅訪問が開始します。 薬局内での調剤の延長に在宅訪問はありますが、在宅だから行える事もあります。 在宅訪問の依頼を受けてから訪問に向かうまでの手順、及び訪問時の対応について確認します。 ・訪問指示が出たけどいつ訪問すればいい? ・在宅訪問時は何を持っていけばいい? ・特別確認しなければならない項目は? ・訪問後に行うことは? 到達目標: 訪問指示から訪問までの流れ及び基本事項を確認する。 |
9月2日 1限 |
在宅訪問 報告編 「やってみましょう在宅訪問」~報告書・計画書の書き方とポイント~ (G06-E010318090201) 講師: 佐藤 亮一 株式会社 龍生堂本店 執行役員 調剤事業部 部長 関下 禅美 株式会社 龍生堂本店 龍生堂薬局 地域医療連携室 訪問薬剤管理指導を行った後、薬剤師は医師やケアマネジャー等に訪問薬剤管理指導報告書を提出します。 その報告書の実際の書き方やポイント、そして月に1度、個々の在宅患者に対して作成する 薬学的管理指導計画書に関しても解説致します。 実際の症例を元に、薬局での在宅業務の一連の流れもお見せ致します。 到達目標: 訪問薬剤管理指導報告書と薬学的管理指導計画書の作成方法を習得し、その意義を理解する。 |
9月2日 2限 |
在宅訪問 報告編 「関わりましょう地域の方と!」~他職種連携って何するの?~ (G06-E010418090201) 講師: 佐藤 亮一 株式会社 龍生堂本店 執行役員 調剤事業部 部長 関下 禅美 株式会社 龍生堂本店 龍生堂薬局 地域医療連携室 外来調剤での服薬指導時、様々な職種の方が患者さんのお薬を代理で取りに来ていたり、 患者さん自身が実は日常生活において様々な介護サービスを受けているケースも増えています。 在宅医療の場においても盛んに叫ばれている「他職種連携」について、まずはどんな職種があるのか、 どういった業務内容なのかを理解します。 その他「サービス担当者会議」、「地域ケア会議」の概要を学び、 そこからどういった連携を我々は地域のかかりつけ薬剤師としてとっていけば良いのかを、実例を織り交ぜながら考えます。 講座参加者の方々同士でのグループディスカッションも予定しております。 到達目標: 他職種の種類と業務内容を学び、地域包括ケアシステムの中で必要とされている薬剤師像を理解する。 |
10月7日 1限 |
在宅訪問 応用編 「こんな時どうするの?」~様々な算定方法から公費との関係まで~ (G06-E010518100701) 講師: 佐藤 亮一 株式会社 龍生堂本店 執行役員 調剤事業部 部長 関下 禅美 株式会社 龍生堂本店 龍生堂薬局 地域医療連携室 「生活保護の人は実質0円なのか」「いつも在宅行っている患者さんの家族が薬局に取りに来たら算定って...?」 「パーキンソン病の人が難病指定の公費を持っているけど居宅療養管理指導料は上限額に入るのかな」 「在宅患者調剤加算は在宅主治医からの処方せん以外は取れないの?」 在宅患者さんに長い期間関わっていると、予想だにしていないことが多々起こります。 この講座では、そんなイレギュラーな事が起きた時の対処法などをご紹介しながら、 様々な在宅のシチュエーションを実例をもとに紐解いていきます。 到達目標:状況に応じた調剤報酬の算定方法を学び、正しい請求が出来るようになる。 |
10月7日 2限 |
在宅訪問 応用編 「排泄ケア講座」~成人用紙おむつの使い方知っていますか?~ (G06-E010618100701) 講師: 佐藤 亮一 株式会社 龍生堂本店 執行役員 調剤事業部 部長 関下 禅美 株式会社 龍生堂本店 龍生堂薬局 地域医療連携室 在宅訪問先で高頻度で出くわす成人用紙おむつ。その使用法をご存知ですか? もしかしたら、その褥瘡はおむつの当て方が悪いからかもしれません。 不眠気味、便秘症、食欲不振の原因...それが排泄ケアに問題があるとしたら。 「排泄ケア」という分野を今以上に身近なこととして捉え、 薬剤師という医療職種ならではの多角的な視点を持ってコレに挑むことで 浮き彫りとなる在宅生活での思わぬ問題点があることを学びます。 在宅訪問先において高頻度で遭遇する「おむつ」話題を中心に実技も予定しております。 到達目標: 在宅業務においての排泄ケアの重要性を理解する。 |
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漢方・鍼灸 重要漢方処方解説 (A03)
石毛 敦
横浜薬科大学 薬学部 漢方薬学科 漢方薬物学研究室 教授
岡安 維蓉
横浜薬科大学 薬学部 漢方薬学科 漢方薬物学研究室 研究員 医学博士 鍼灸師
講義内容
今なぜ漢方薬が見直されているのでしょうか。また、薬剤師が漢方を学ぶ必要があるのでしょうか? このような疑問が多くの薬剤師の先生から投げかけられます。結論から言えば、全ての薬剤師は漢方を知る必要があると私たちは考えております。
また、日常診療の中に取り入れられている感の強い漢方薬ではありますが、「どうも漢方薬の服薬指導は苦手で!」という声を聞くのも事実少なくありません。漢方薬の投薬内容から何を読み取れば患者さんに正確な服薬指導ができるのでしょうか。本講座では、その疑問にお答えしたいと考えております。
薬剤師の対応により医師と患者のコミュニケーションは強固にも軟弱にもなります。最悪の場合は信頼関係すら損ないかねません。同病異治・異病同治の考え方を持ちながら、漢方薬は証により投薬されます。従って、処方内容で病名が必ずしも明らかになりません。その時にどのように対処したら良いのか? を学んでいただきます。
ここでは、漢方の勉強法を中心に、生薬の薬能の解説にも触れていきたいと思います。またその都度、服薬指導をどうするかをご一緒に考えてみたいと思っております。かなり欲張りな企画ではありますが、どこまでできるのか体験していただければ幸いです。処方名が分からなくとも服薬指導は可能です。是非実感を!
2018年 | 講義概要 |
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6月24日 1限 |
風邪と漢方(午前中に風邪をひきました。私葛根湯飲んでいいですか?) (G06-A030118062401) 講師:石毛 敦 |
6月24日 2限 |
初老の男性に当帰芍薬散が処方されました。その時、薬剤師は? (G06-A030218062401) 講師:石毛 敦 |
6月24日 3限 |
舌診で何がわかる? (G06-A030318062401) 講師:喩 静 |
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ポリファーマシー (PP01)
髙崎 雅彦
国立精神・神経医療研究センター病院 薬剤部 薬剤部長
講義内容
ポリファーマシーの概要の説明
ポリファーマシーにおける薬剤師の役割
SGD方式による症例検討
2018年 | 講義概要 |
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6月24日 1限 |
ポリファーマシーの概要 (G06-PP010118062401) 講師:髙崎 雅彦 ポリファーマシーの概要の説明 |
6月24日 2限 |
ポリファーマシーにおける薬剤師の役割 (G06-PP010218062401) 講師:髙崎 雅彦 ポリファーマシーをチーム医療で行う意義と薬剤師の役割 |
6月24日 3限 |
SGD方式症例検討 (G06-PP010318062401) 講師:髙崎 雅彦 ファシリテーター: 野澤 玲子 明治薬科大学 臨床薬剤学 准教授 |
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漢方・鍼灸 漢方エキス製剤のDrug Informationと服薬指導 (A02)
赤瀬 朋秀
ファーマシーマネジメント研究所 所長
天然薬物研究方法論アカデミー 理事長
サイエンス漢方処方研究会 理事
博士(臨床薬学)(日本経済大学大学院経営学研究科医薬マネジメントコース 主任・教授)
講義内容
本講座では、臨床現場において活躍中の薬剤師実務家を招聘し、漢方エキス製剤の調剤および服薬指導を行う際に留意している点や、工夫している点について解説する。特に、薬剤師が業務を行う際に必須となる漢方エキス製剤のDrug Informationの考え方、組み立て方、応用の仕方について詳細に解説する。
2018年 | 講義概要 |
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7月22日 1限 |
漢方薬の副作用および服薬指導 (G06-A020118072201) 講師:稲葉 健二郎(薬剤師) 社会福祉法人ワゲン福祉会 総合相模更生病院 薬剤部長 漢方薬の代表的な副作用とPMDAへの報告状況について概説する。 到達目標: 漢方薬の副作用とそのリスク因子を理解し、服薬指導に生かすことができる。 |
7月22日 2限 |
産婦人科疾患と漢方治療 (G06-A020218072201) 講師:稲葉 健二郎(薬剤師) 産科・婦人科疾患に用いられる漢方エキス製剤の応用、治療の現状、および服薬指導の実例について解説する。 到達目標: 構成生薬の薬効を理解し、漢方エキス製剤の服薬指導ができる。 |
7月22日 3限 |
漢方エキス製剤のDrug Informationを創る (G06-A020318072201) 講師:赤瀬 朋秀(薬剤師) 日本経済大学大学院経営学研究科 教授 漢方エキス製剤は日常臨床にどの程度必要なのか、その現状について概説する。 また、情報源としての医薬品添付文書の読み解き方や、考え方、応用の仕方について解説する。 到達目標: 漢方薬の医薬品情報の読み解き方、考え方が理解できる。 |
11月25日 1限 |
保険薬局実務と漢方薬の服薬指導 (G06-A020418112501) 講師:佐藤 大輔(薬剤師) 桂元堂薬局 薬局長 保険薬局における漢方薬の調剤及び服薬指導について、基礎的な事項を中心に講義を行う。 到達目標: 漢方薬を調剤し、服薬指導するにあたり注意すべき基本的事項を理解できる。 |
11月25日 2限 |
皮膚科疾患と漢方治療 (G06-A020518112501) 講師:佐藤 大輔(薬剤師) 桂元堂薬局 薬局長 皮膚科疾患の漢方医学的原因とそれに対して用いられる漢方エキス製剤の特徴、および服薬指導について解説する。 到達目標: 皮膚科疾患の漢方医学的原因と使用される処方について理解し、服薬指導できる。 |
11月25日 3限 |
疾患領域別漢方エキス製剤の服薬指導 (G06-A020618112501) 講師:難波 昭雄(薬剤師) 横浜薬科大学 薬学部 臨床薬学科 薬剤学研究室 准教授 消化器疾患、神経・筋疾患に用いられる漢方エキス製剤を中心に、医薬品添付文書の読み解き方や、考え方、 服薬指導の実例等について解説する。 到達目標: 漢方エキス製剤の添付文書の読み方について概説できる。 |
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最新がん化学療法の実際 (F03)
野村 久祥
国立がんセンター東病院 日本医療薬学会認定がん専門薬剤師
講義内容
最新のがん化学療法の実際を学び、外来ケモ(がん治療において病院、薬局薬剤師が連携し、どう患者さんに還元していくか、どのように治療、副作用のマネージメントがスムーズにいくのか)について考える。
2018年 | 講義概要 |
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9月2日 1限 |
外来がん化学療法の現状 I (胃癌、大腸癌) (G06-F030118090201) 講師:野村 久祥 最新のがん化学療法の実際を学び、病院の外来化学療法の実際を知る。 |
9月2日 2限 |
ワールドカフェ方式グループディスカッション 外来がん化学療法について考える (G06-F030218090201) 講師:野村 久祥 サポート:佐野 和美、野澤 玲子 |
9月2日 3限 |
抗がん剤暴露制御システム(CSTD)体験 (G06-F030318090201) 講師:野村 久祥 協力:テルモ株式会社 |
10月7日 1限 |
外来がん化学療法の現状 II (乳癌) (G06-F030418100701) 講師:野村 久祥 講師:川澄 賢司 国立がんセンター東病院 がん専門薬剤師 |
10月7日 2限 |
外来がん化学療法の現状 III (肺癌) (G06-F030518100701) 講師:川澄 賢司 国立がんセンター東病院 がん専門薬剤師 講師:野村 久祥 |
10月7日 3限 |
ワールドカフェ方式グループディスカッション <薬々連携について考える> (G06-F030618100701) 講師:野村 久祥 講師:川澄 賢司 国立がんセンター東病院 がん専門薬剤師 |
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地域に根差した薬局になるために 医薬分業のこれまで、そしてこれから (E02)
島田 光明
株式会社ファーコス 代表取締役社長
講義内容
医薬分業後進国だった我が国も昭和31年の医薬分業法施行から様々な歴史を重ねながら60余年、分業率も70%を超えて社会的なインフラは整いました。この間、薬剤師及び薬局を取り巻く環境は大きく変化しています。平成27年、厚生労働省は医薬分業の原点に立ち返った患者本位のかかりつけ薬局として「患者のための薬局ビジョン」を策定しました。そこで改めて我が国における患者本位の医薬分業の実現に向けた薬剤師のこれまでの歩みをふりかえりこれからの方向性を確かめます。
2018年 | 講義概要 |
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10月7日 1限 |
医薬分業の胎動 (G06-E020118100701) 明治初頭、日本を訪れたドイツ人ミュルレルの建白書により日本の薬学が始まり、その時から医薬分業の歴史も始まります。その後第二次世界大戦を経て日本は任意分業という姿で医薬分業がスタートしますが、その歩みは緩やかでした。 到達目標:我が国の医薬分業の創成期を理解できる |
11月4日 1限 |
薬剤師の職能の広がり (G06-E020218110401) 我が国の国民皆保険制度のもと、次第に多種多様な医薬品が供給される状況と並行して厚労省の医薬分業推進策が推進され、分業率が向上していきます。薬局ではOTC等だけではなく、医療用医薬品も扱うようになりその職能が広がります。 到達目標:地域のおける役割が保健から医療に拡大していくことを理解できる。 |
12月2日 1限 |
患者のための薬局ビジョン (G06-E020318120201) 分業率も70%を超え、わが国に医薬分業の制度が定着しますが、薬局は医療機関の近くに立地するスタイルが大部分を占めるようなります。また高齢社会が進み、社会保障費の増大が問題になる中で、健全で持続可能な医療制度を保つことが重要な課題となります。 到達目標:治療から保健、予防に薬剤師の任務が拡大していることを理解できる。 |
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漢方・鍼灸 漢方医学の現代医学的解釈と臨床応用(A04)
伊藤 剛
北里大学 客員教授
北里大学 東洋医学総合研究所 非常勤医師
講義内容
陰陽・虚実・寒熱・五行・五臓・気血水などの漢方医学理論を、「冷え症」、「消化器疾患」、「皮膚疾患」、「心身症」などの臨床を通して現代医学的にも理解し、応用できるようにする。
2018年 | 講義概要 |
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10月28日 1限 |
冷え症と体温調節障害より診た漢方臨床 (G06-A040118102801) 古典に書かれているのは寒熱の異常により引き起こされた病態に対する治療であり、冷え症の治療ではない。 冷え症や冷え、のぼせなどの体温調節障害の病態と治療を陰陽・虚実・寒熱・気血水と 現代医学的観点から解説する。 到達目標: 体温調節障害の病態と治療を、漢方医学より理解する。 |
10月28日 2限 |
消化器疾患と皮膚疾患より診た漢方臨床 (G06-A040218102801) 漢方ではどのような治療に際してもまず脾胃(胃腸機能)が重視される。 消化器疾患の漢方診断と治療を陰陽・虚実・脾胃・寒熱・気血水、皮膚疾患の漢方診断を 虚実・寒熱・気血水の病態と同時に現代医学的観点から解説する。 到達目標: 消化器疾患と皮膚疾患の病態と治療を、漢方医学より理解する。 |
10月28日 3限 |
心身症より診た漢方臨床 (G06-A040318102801) 漢方の基本概念に「心身一如」があるように、心身症では身体と精神を一つのものと捉える漢方治療が適応となる疾患が多い。 この心身症の漢方診断と治療を、陰陽・虚実・五行・気血水の病態と同時に現代医学的観点から解説する。 到達目標: 心身症の病態と治療を、漢方医学より理解する。 |
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医師、患者からの質問に5分で答えるテクニック ~DI過誤を起こさないために~(E04)
笠原 英城
日本医科大学武蔵小杉病院 薬剤部長
講義内容
添付文書は公的文書であり、「記載内容をすべて理解している」という前提です。
しかし、何万種類ある全医薬品の添付文書を記憶することは不可能であり、記憶していなくても内容を迅速に検索できるスキルがないと、思わぬトラブルを発生しかねません。
本講義では、添付文書の内容の解説、ネット検索のコツ、IFとの共用等、実際の医療現場で役立つ医薬品情報の活用をお話しします。
2018年 | 講義概要 |
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11月4日 1限 |
医師、患者からの質問に5分で答えるテクニック ~DI過誤を起こさないために~ (G06-E040118110401) 講師:笠原 英城 |
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緩和ケア 入門編 (F01)
加賀谷 肇
2018年 | 講義概要 |
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11月4日 1限 |
緩和ケア入門、オピオイドの導入 (10:30~11:10) 講師:加賀谷 肇 がん疼痛患者への服薬支援のポイント (11:10~12:00) 講師:遠藤 理香 エムスリー株式会社 メディカルライター 緩和薬物療法認定薬剤師 (G06-F010118110401) |
11月4日 2限 |
ワールドカフェ方式グループディスカッション 緩和ケアマインドを磨く (G06-F010218110401) 講師: 加賀谷 肇 遠藤 理香 エムスリー株式会社 メディカルライター 緩和薬物療法認定薬剤師 チューター: 佐野 和美 明治薬科大学 薬物体内動態学 准教授 野澤 玲子 明治薬科大学 臨床薬剤学 准教授 |
11月4日 3限 |
服薬支援ロールプレイ (G06-F010318110401) 講師: 遠藤 理香 加賀谷 肇 チューター: 佐野 和美 明治薬科大学 薬物体内動態学 准教授 野澤 玲子 明治薬科大学 臨床薬剤学 准教授 |
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緩和ケア 中級・アドバンス (F02)
加賀谷 肇
2018年 | 講義概要 |
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12月2日 1限 |
緩和ケア症状マネジメントのポイント (10:30~11:00) 講師:加賀谷 肇 患者とのアドバンスコミュニケーション (11:00~12:00) 講師:伊東 俊雅 東京女子医科大学東医療センター 薬剤部 薬剤部長 (G06-F020118120201) |
12月2日 2限 |
緩和ケアにおける症例の見方 (13:00~14:00) 講師:金子 健 慶應義塾大学病院 薬剤部 緩和ケアチーム専任薬剤師 症例検討スモールグループディスカッション (14:00~14:30) 講師: 伊東 俊雅 東京女子医科大学東医療センター 薬剤部 薬剤部長 金子 健 慶應義塾大学病院 薬剤部 緩和ケアチーム専任薬剤師 加賀谷 肇 チューター: 佐野 和美 明治薬科大学 薬物体内動態学 准教授 野澤 玲子 明治薬科大学 臨床薬剤学 准教授 (G06-F020218120201) |
12月2日 3限 |
症例検討スモールグループディスカッション(続き) (14:40~15:40) 講師: 伊東 俊雅 東京女子医科大学東医療センター薬剤部 薬剤部長 金子 健 慶應義塾大学病院薬剤部 緩和ケアチーム専任薬剤師 加賀谷 肇 チューター: 佐野 和美 明治薬科大学 薬物体内動態学 准教授 野澤 玲子 明治薬科大学 臨床薬剤学 准教授 症例のまとめ (15:40~16:10) 伊東 俊雅 東京女子医科大学東医療センター薬剤部 薬剤部長 金子 健 慶應義塾大学病院薬剤部 緩和ケアチーム専任薬剤師 加賀谷 肇 (G06-F020318120201) |
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地域に根差した薬局になるために 特別講座 (E03)
中井 清人
厚生労働省医薬・生活衛生局 医療機器審査管理課長
国立がん研究センター
2018年 | 講義概要 |
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12月2日 2限 |
地域包括ケアシステムにおける薬剤師の期待される役割 -立地依存からヒト(薬剤師)依存へ- (G06-E030118120201) 近年の医療技術の高度化や医薬分業の進展など、薬剤師を取り巻く環境は大きく変化しています。 また、薬剤師への期待も、適切な服薬指導による薬物療法効果の最大化や、副作用リスクの最小化など、 モノの供給という役割から、薬学的管理に基づく医薬品適正使用の推進のための人的な役割へと大きく変化しています。 また、チーム医療・在宅医療への参画による薬物療法への主体的な貢献や、 適切なセルフメディケーションの推進機能の担い手としての役割も期待されています。 しかしながら、その一方で、最近の医薬分業に対する批判や、薬剤師の顔が見えない等の批判も根強く残っているのも事実です。 このような期待と批判の入り交じった状況において、薬剤師に期待されること、期待される能力は、いったい何でしょうか。 残念ながら、このような難しい問いかけに対して、私が答えを持っているわけではありません。 しかし、私自身がそのような能力を持っているかどうかは別として、言えることが一つだけあります。 それは、当たり前ですが、期待されている役割を実行する能力を持つことではないでしょうか。 つまり、薬剤師の基本的な能力に加えて、その時々において変化しうる期待に 柔軟に対応する能力とその実践だと思います。 それを、現時点で具体的に言えば、例えば、セルフメディケーションの推進、 在宅医療の推進などにおいて、薬物療法を軸として、より効果的・効率的な医療を 提供するための課題を発見して解決する能力とその実践です。 また、ある地域でも、医療機関でも、期待される能力と実行力を持った薬剤師の先生が、 セルフメディケーションの推進、在宅医療の推進などにおいて、患者ケアや医療費の削減に明確なエビデンスを打ち出し、 それを大きく主張すること、つまり、薬剤師の臨床活動モデルとして現場からの発信することが必要であると感じています。 その一つの成功例を目にした他のやる気のある薬剤師の先生がそれを真似し、 若しくは改良し、さらに情報を発信することにより、やる気のある薬剤師の方々の活躍が広がっていくことを期待するとともに、 そのために、我々行政の立場からも努力していきたいと思います。 |
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