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2021年度防衛医科大学校・明治薬科大学合同多職種連携教育(IPE)実施のお知らせ

2021.09.13

我が国においても、医療の多様化に伴い、医師、薬剤師、看護師が単独で良質な医療を提供することは困難となっています。各医療系職種は、その共通基盤を理解し、その上で各自の専門性を深め、他の職種と連携して活動することが極めて重要です。医学科学生、看護学科学生、薬学科学生には、早期からこの連携の重要性を理解し、将来の良好なチーム医療の担い手としての素養と自覚を養うことが求められています。この目的を達成するために行われるのがIPEであり、我が国においても、すでに医療系大学の多くで取り入れられている教育手法です。

しかし、昨年からのCOVID-19の流行のため、複数の大学が合同で対面でのIPEを実施することは困難な状況でした。そこで、今回、防衛医科大学校医学科・看護学科と本学薬学科は独自のオンデマンド教材を用いた遠隔合同IPEを実施いたしました。対象は防衛医科大学校医学科第1学年学生80名,看護学科第1学年学生121名と本学薬学科第1学年学生全員315名であり、計516名が参加いたしました。学生は、医学科2名、看護学科3~4名、薬学科7~8名からなる40グループに分かれ、それぞれを評価者1名が担当いたしました。学生は、両校の教員で作成したビデオ教材を視聴し、それぞれの職種の役割を認識し、かつ患者の治療における多職種連携を理解した上で、提示された課題に対して自分の考えをレポートとして提出いたしました。提出された課題レポートには、医学科9名、看護学科10名、本学21名の評価担当教員がコメントを記載し、フィードバックを行いました。終了後にとった両校の学生アンケートでは、異なる医療専門職学生が相互のプロフェッショナル特性を理解できたことが示唆され、本IPEは非常に有意義であると評価されました。

今後、IPEの遠隔実施の需要はますます高まるものと思われますが、COVID-19がいつ収束するか先が見えない状況下で、本学と防衛医科大学校で実施したオンラインIPEの手法は前例がないものであり、他の医療系大学にとっても、大いに参考になるものと思われます。