設置の目的
厚生労働省の調査・検討事業により薬剤師偏在指標の策定がなされ、地域によっては今後も薬剤師が不足することが予測されています。本学は、この問題に対応するために、厚生労働省及び文部科学省の発表に基づき薬剤師不足が予想される県、又は薬学部が設置されていない県を含め合計21県からの出身者で、大学卒業後に出身県に薬剤師としてUターン就職することを志す者の学費を支援する地域枠の学生を募集します。
支援内容
下記の条件を満たすことで、対象者には在学中の授業料相当分(134万円/年×6年間)を奨学金として全額給付支援しますので、6年間の授業料相当額(毎年134万円)の振込が不要となります。
- 奨学金の支給は各学年1 回までとし、留年した場合における同学年2 回目は対象外となり、留年した年の授業料相当分は納付していただきます。また中途退学した場合には、それまでに支給した奨学金(授業料相当分)全額に所定の手数料を加えた額を違約金としてお支払いしていただきます。
- 卒業して薬剤師国家試験合格後は直ちに最低9年間、青森、秋田、山形、茨城、群馬、富山、福井、山梨、長野、岐阜、愛知、三重、奈良、鳥取、島根、高知、佐賀、大分、宮崎、鹿児島、沖縄、以上21 県へ専業としてUターン就職して薬局・医療施設(病院・診療所)又は衛生行政機関に従事する薬剤師として勤続することを条件とし、不可抗力によらない本人の意志や理由で退職・県外への転職等をした場合は、支給した奨学金(授業料相当分)全額に所定の手数料を加えた額を違約金としてお支払いしていただきます。 また、対象とする県以外への転勤・長期出向等が予測される組織(例;全国展開しているチェーン薬局、国内各地や海外に本社・支社を有する全国規模の企業など)に就職した場合も、支給した奨学金(授業料相当分)全額に所定の手数料を加えた額を違約金としてお支払いしていただきます。 なお、出産等や傷病等による休業・休職などの期間は勤続年数に数えないものとします。
- 本学卒業後の薬剤師国家試験に不合格となった場合には、支給した奨学金(授業料相当分)全額に所定の手数料を加えた額を違約金としてお支払いしていただきます。 ただし、卒業した年の4月1日を起点として2年後までに薬剤師国家試験に合格した場合には、この限りではありません。
- 授業料相当分以外の入学金や施設設備費等費用分は納付が必要です。
- 本奨学金の奨学生と学内外の他の奨学生を兼ねることは妨げません。ただし、他の本学入学者選抜により決定するB方式前期・推薦合格者の特待生制度と、卒業生子女学納金減免措置制度との併用はできません。また、国の高等教育修学支援制度による授業料減免措置制度等は併用ができません(入学金の減免は適用可)。