設置の目的
薬学部が設置されていない県においては、薬剤師不⾜が深刻であることが、厚⽣労働省の調査でも明らかになっています。本学はこの問題に対応するために薬学部が設置されていない14県出⾝者で⼤学卒業後に出⾝県に薬剤師としてUターン就職することを志す者の学費を⽀援する地域枠の学⽣募集を開始しました。
支援内容
下記の条件を満たすことで、対象者には在学中の授業料相当分(134万円/年×6年間)を奨学⾦として全額給付⽀援しますので、6年間の授業料相当額(毎年134万円)の振込が不要となります。
- 奨学⾦の⽀給は各学年1回までとし、留年した場合における同学年2回⽬は対象外となり、留年した年の授業料相当分は納付していただきます。また中途退学した場合には、それまでに⽀給した奨学⾦(授業料相当分)全額に所定の⼿数料を加えた額を違約⾦としてお⽀払いしていただきます。
- 卒業して薬剤師国家試験合格後は直ちに最低9年間、秋⽥、⼭形、茨城、福井、⼭梨、⻑野、奈良、⿃取、島根、⾼知、佐賀、⼤分、⿅児島、沖縄、以上14 県へ専業としてUターン就職して薬局・医療施設(病院・診療所)⼜は衛⽣⾏政機関に従事する薬剤師として勤続することを条件とし、不可抗⼒によらない本⼈の意志や理由で退職・県外への転職等をした場合は、⽀給した奨学⾦(授業料相当分)全額に所定の⼿数料を加えた額を違約⾦としてお⽀払いしていただきます。 また、対象とする県以外への転勤・⻑期出向等が予測される組織(例;全国展開しているチェーン薬局、国内各地や海外に本社・⽀社を有する全国規模の企業など)に就職した場合も、⽀給した奨学⾦(授業料相当分)全額に所定の⼿数料を加えた額を違約⾦としてお⽀払いしていただきます。 なお、出産等や傷病等による休業・休職などの期間は勤続年数に数えないものとします。
- 本学卒業後の薬剤師国家試験に不合格となった場合には、⽀給した奨学⾦(授業料相当分)全額に所定の⼿数料を加えた額を違約⾦としてお⽀払いしていただきます。 ただし、卒業した年の4⽉1⽇を起点として2年後までに薬剤師国家試験に合格した場合には、この限りではありません。
- 授業料相当分以外の⼊学⾦や施設設備費等費⽤分は納付が必要です。
- 本奨学⾦の奨学⽣と学内外の他の奨学⽣を兼ねることは妨げません。ただし、他の本学⼊学者選抜により決定するB⽅式前期・推薦合格者の特待⽣制度と、卒業⽣⼦⼥学納⾦減免措置制度との併⽤はできません。