教育・研究

基礎薬学部門/免疫制御学

微生物感染と宿主応答を免疫学的に解析しています。

研究室メンバー

教授 石橋 芳雄

研究テーマ1

百日咳菌の病原機構

研究概要1

百日咳はBordetella pertussis(百日咳菌)によって引き起こされるヒトの呼吸器感染症であり、特に乳幼児では重篤化の傾向がみられます。百日咳菌は成人にも潜伏感染し、この成人保菌者から乳幼児へと伝播し、百日咳再流行が引き起こされる危険性が近年指摘されています。私たちは、百日咳潜伏感染が細胞接着分子を介した現象である点に着目し、菌の付着素と宿主細胞の細胞接着分子との相互作用の解析を中心に、百日咳菌の病原機構を解明しています。

研究テーマ2

アトピー性皮膚炎とマラセチアアレルゲン

研究概要2

患者血清IgE抗体と反応するMalassezia抗原の解析 ヒト皮膚の常在真菌であるMalassezia属は、アトピー性皮膚炎(AD)における増悪因子の一つとして注目されています。これまでにAD患者皮膚にはM.globosaとM.restrictaが高頻度に定着していることが明らかになっています。そこで、これらの 2菌種について、患者血清IgE抗体と反応するMalassezia抗原について解析しています。

研究テーマ3

ヒトケラチノサイトのサイトカイン応答

研究概要3

好脂性酵母であるマラセチア(Malassezia)属は、毛嚢炎や脂漏性皮膚炎の起因菌として知られており、さらにアトピー性皮膚炎(AD)の増悪因子としても近年注目されています。これらの炎症反応に、皮膚ケラチノサイトのサイトカイン応答が関与する可能性が考えられます。そこで、AD 患者皮膚において特に検出頻度の高いM. globosaおよびM. restrictaについて、マラセチア感染ヒトケラチノサイトのサイトカイン遺伝 子発現をDNAマイクロアレイ法によりプロファイル解析しています。

研究テーマ4

表在性皮膚真菌症の病態解明

研究概要4

表在性皮膚真菌症は、白癬菌などの真菌が皮膚角質層に感染することによって起こる炎症性の皮膚疾患です。本研究では真菌感染におけるケラチノサイトのサイトカイン応答をプロファイリング解析することにより皮膚真菌症の病態を免疫学的に解明しています。

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