病院薬学コース

病院で活躍する臨床薬剤師を養成

病院での臨床実習

約5ヶ月間の独自実務実習を実施し、臨床現場での薬物治療から生きた臨床薬学を学ぶ「病棟業務」を実習の主眼とします。週4日は病院実習を行い、週末は大学で少人数ゼミによるフォローアップを実施。実習中に遭遇した薬物治療上の問題を討論し、解決への糸口を見つけます。

病院薬学コース

コース責任者:三田 充男准教授

実施報告

病院薬学コースは、従来、大学院臨床薬学専攻博士課程(前期)で実施していた教育理念・教育体制を継承したもので、症例検討を通して薬物療法に関する最新情報を収集し、薬物療法に関する判断能力を養うことにより、薬物療法において責任の一端を担える薬剤師・問題解決能力のある薬剤師を養成することを目的に研修を行っています。

本コースでは月曜から木曜まで研修病院で主に病棟研修を行っており、金曜・土曜は学内研修を行い、文献調査、資料作成、学内ゼミ等を実施しています。

なお、学内研修は大きく3期に分けて実施しています。

1期は病院実習が始まる前の4月中旬に2週間にわたって症例検討するための基礎的トレーニングを実施しています。2期にはモデル症例をもとに症例検討を行い、3期には研修病院での実症例をもとに症例検討を行っています。また実習終了後、研修施設の指導薬剤師の先生方を交えて4年生および5年生を対象に症例報告会を開催しています。

平成23年度から新たな取り組みとして、医療現場の第一線で活躍されている先生方をお招きし、病院薬学コース特別講演会を開催しています。各先生方の講演内容は大変臨場感にあふれ、学生のモチベーション向上に一役買っています。

研修施設と大学との連携の在り方ならびに学生の実習成果については教育担当者会議を定期的に開催して検討し、次期研修カリキュラムに反映させるようにしています。

薬学科6年(撮影時):柳生 望さん

学生の声

私は、臨床現場で患者さんや他職種の医療スタッフと関わる中で、病態や治療に関する知識をさらに深めたいと思い、病院薬学コースを選択しました。病院薬学コースでは、実習先だけではなく学内のゼミでも、ガイドライン等を基に治療薬に関する文献調査や薬物動態評価をした上で、最適な薬物療法を考えていくことができます。
コース実習の期間は、さまざまな病棟で薬剤管理指導業務を実習させていただきました。多くの患者さんやそのご家族とお話をして、一人ひとりの問題点に対して薬剤師として何ができるのか、何を注意して観察していかなければならないかを考えました。目の前にいる患者さんの症状や検査値を経時的に追うことができたため、治療効果を実感し、副作用やその対策についても理解することができました。
長期間の実習を通して、他の医療スタッフと関わることもでき、薬剤師が医療の中でどのような立場にあり、何を求められているのかということを実感することができました。薬に関することはもちろん、疾患に関する幅広い知識を身につけ、患者さんを中心としたチーム医療の中で、多方面から信頼され必要とされる薬剤師になりたいと感じました。