平成21年度より、臨床薬理学教室は臨床薬剤学教室に統合されます。
詳細は臨床薬剤学の毛利教授にお聞き下さい。


野澤担当のテーマは、「高血糖における自律神経伝達制御機構と、血管内皮機能に関する研究」です。

1. 摘出血管を用いた自律神経伝達制御機構の解明
 
糖尿病動物などの病態モデル動物の摘出動脈や、培養血管内皮細胞を用いて実験を行います。
血管を支配する交感神経からの伝達物質の遊離は、神経側からの調節だけを受けているわけではなく、支配臓器である血管やその内側にある内皮細胞からの制御も受けています。
糖尿病性自律神経障害に関係した実験です。

2. 摘出血管・培養血管内皮細胞から遊離する栓溶活性酵素の生理的役割
 
糖尿病動物などの病態モデル動物の摘出動脈または培養血管内皮細胞を用いて実験を行います。
硫酸化多糖であるデルマタン硫酸を血管に作用すると血栓溶解作用を有する酵素群が放出されます。その酵素群の生理作用を検討しています。また、酵素群の放出に影響を与える新たな薬物についても検討しています。

3. 摘出血管・培養血管内皮細胞からのNO遊離作用に関する研究
 
糖尿病動物などの病態モデル動物の摘出動脈や、培養血管内皮細胞を用いて実験を行います。
糖尿病では、血管内皮機能が減弱していて、それが糖尿病の合併症に大きく関与しています。
糖尿病性血管障害に関係した実験です。