第 13 章 原子構造 (2) ―― Pauli の排他原理・Hund の規則
原子における電子の波動関数 (電子の交換対称性を満足する波動関数)
Slater 行列式
Ψ(r1, r2, ..., rN) =
ψα(r1) ψα(r2) ... ψα(rN)
ψβ(r1) ψβ(r2) ... ψβ(rN)
・・・・・・
ψζ(r1) ψζ(r2) ... ψζ(rN)
教科書 p.243 参照
Pauli の原理
同じ状態を複数個の電子が占めることはできない。
Hund の規則
原子においてはスピン多重度の最も大きい項のエネルギーが最も低い。
スピン多重度が同じ場合は,方位量子数の大きい項のエネルギーの方が低い。
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演習問題
1. Slater 行列式が Pauli の原理を満たしていることを確かめなさい。
[Hint] 例えば,α=β ならば Ψ = 0 となることを示す。
この問題を通して勉強すること
Pauli の原理について理解する。
解答は こちら にあります。

課題
1. 3行3列の行列式の定義は次のように与えられます。
a11 a12 a13
a21 a22 a23
a31 a32 a33
= a11a22 a33 + a13 a21 a32 + a12 a23 a31
- a11a23 a32 - a12 a21 a33 - a13 a22 a31
3行3列の行列式について次の性質を確かめてみよう。
(1) 行と列を入れ換えても行列式の値は変わらない。
(2) ある行をc倍した行列式は元の行列式をc倍したものに等しい。
(3) ある行の各成分が2つの数の和より成る行列式は,その行が それぞれの数を成分とする行列式の和に等しい。
(4) 2つの行を入れ換えると行列式の符号が変わる。
(5) ある行が他の行の定数倍の行列式の値は0である。

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