明治薬科大学 広報 No.99
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 私どものキャンパスが位置している清瀬市の木は「ケヤキ」です。正門からのケヤキ並木が間もなく新緑を迎えます、この良き日、本学に入学されました皆様、併せてご父母の皆様、本日は誠におめでとうございます。 入学された皆様は、正門入って右手の銅像にお気づきになられたでしょうか。この人こそ、本学の創学者恩田重信先生です。先生は、1902年(明治35年)に「薬学の普及と社会に有用な薬剤師を養成すること」を目指して、幾多の苦難を乗り越え本学を創設されました。以来、この精神は今年で115年の歴史を持つ明治薬科大学において脈々と受け継がれてきております。 11年前の平成18年(2006年)には、「薬剤師法の改正」がなされ、医療の担い手に相応しい、より質の高い薬剤師が求められるようになりました。これに併せて、長期にわたる実務実習の充実が図られ、薬剤師を養成する薬学教育が6年制となりました。 また、国際競争力を持つ創薬等の発展に貢献し、次世代の研究開発を担う人材の養成が求められております。医療並びに創薬研究を取り巻く環境の変革は今後ますます加速していくことでしょう。 本学ではその変革にいち早く対応できる人材の育成に力を入れ、薬学科と併せ生命創薬科学科、さらには大学院を設置しております。 入学された薬学科と生命創薬科学科の学部生、並びに大学院生は、この機会を通して多くの良き出会いを作り、切磋琢磨してください。激動する社会情勢の変革に受け身で対応するのではなく、変革を担える医療人を目指していただきたいと思います。 皆様はこのキャンパスで多くを学ぶことになりますが、「充実した付属施設」も併設されております。 昨年から「女子寮せせらぎ」をオープンし、皆様の生活・学習環境の充実、大学への帰属意識の醸成などに努めております。寮は個室のほか、四人でのシェアユニットのタイプもありますが、今年も満室になったようです。 次に、東久留米駅前にある「明治薬科大学附属薬局」では学生の実務実習・研修と併せ、様々な勉強会や講演会などを通して、文部科学省が求めている生涯学習にも貢献をしております。また、本学の実務家・臨床家教員の更なる研鑽の場にもなるよう、様々な勉強会や講演会等にも活用しております。 さらに、本学の黎明期の校舎跡地に建設された「明治薬科大学紀尾井町サテライト・ラーニングセンター」すなわち「剛堂会館」は、収益事業として教育研究に大きく貢献しています。今後は、創学120周年の記念事業の一つとして、収益事業に加え、本学から力強いアピールができる多目的施設とすべく準備に取り組んでまいります。 さてここで、本学の経営スタイルの一端をご紹介しておきます。現在、本学の卒業・学位記授与者の総数は37,774名となり、同窓生は全国の各方面で、そして海外で、めざましく活躍しております。この卒業生・修了生の方々を中心として、本学は他に類を見ない「維持員制度」により経営が支えられております。この本学独自のシステムにより、卒業生の「母校を想う気持ち」が大学の運営に反映され、卒業生同士は固い絆で結ばれているのです。明治薬科大学は「入学・卒業したことの誇り」を生涯にわたって持ち続けることができる大学であります。そして、皆様には是非とも、この維持員制度にご理解をいただき、卒業後は維平成29年度 入学式祝辞理事長 奥山 徹クラゲ正門からのケヤキ並木3

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