明治薬科大学 広報 No.99
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職場体験学習への協力 平成29年1月31日(火)〜2月2日(木)の3日間、職場体験学習として東久留米市立下里中学校の2年生を2名受け入れました。 下里中学校は、小職が学校薬剤師を務めている学校であり、この度、明治薬科大学附属薬局にて薬剤師の体験をして頂くことを提案し、2名を受け入れるに至りました。 参加して頂いた2人には、初めに薬局薬剤師の仕事全般を簡単に紹介し、実際にいくつかの調剤を体験しました。具体的には、薬には様々な剤型や使い方があることを理解するために、実際の医薬品あるいはデモ器を見て触ってもらいました。その後の調剤体験では、水剤の混合、錠剤の一包化、錠剤の半錠化、粉砕して薬包紙で分包、軟膏剤の混合等を行いました。軟膏の混合では、なかなか上手くいかず苦労しておりましたが、一番の思い出となったようです。この期間はちょうど介護施設の処方箋応需日とも重なったため、患者さん一人一人に対してきめ細かい調剤をしていることや、高齢化に伴う介護現場の大変さ等を聞いてもらいました。最終日には、模擬処方箋を使って簡単な処方解析をしてもらい、その調べた情報を元に患者役のスタッフに対して服薬指導も行いました。3日間で薬局薬剤師の基本業務の大半を体験できたと考えております。 最後に学生達の感想文には、「最初はとても不安だったが、体験を通して薬剤師はとてもやりがいのある職業であること、また患者さんが安心して服用できる薬を調剤することの責任の重さを感じた」と書かれていました。一人でも多くの子供たちが薬剤師という職業に興味を持ち、夢や希望を抱いてくれるよう、来年以降もこの職業体験学習を継続して受け入れると共に、学校での特別授業なども提案していきたいと考えております。(管理薬剤師 中島 正登) 平成29年4月1日付で明治薬科大学附属薬局薬局長を拝命しました加賀谷 肇です。 社会が求める薬局のあり方も時代と共に変わってきております。近年は国の政策とも相まって在宅医療の推進、かかりつけ薬局、健康サポート薬局、セルフメディケーションなど多くのキーワードを目にします。 本学で奉職する以前、私は、大学病院と地域中核病院で臨床薬剤業務の実践やマネジメントを行う中で、地域の薬局と薬・薬連携の醸成を行いながら患者が求める医療サービスのあり方を模索して参りました。 薬剤師がもっと医療の場で活躍するために、知識教育だけではなく、技能(スキル)やコミュニケーション教育等も含めた医療薬学にウェートを置いた6年制教育になったのは周知の通りです。 大学病院では、診療・教育・研究の三つの柱があり、それぞれの評価系があります。大学附属薬局は、すべての薬科大学あるいは薬学部の設置要件ではありません。 全国でも附属薬局を有する大学は少なく、薬系74大学の中で8大学です。それぞれが手探りで附属薬局のあり方を模索していることと思います。薬科大学附属薬局でも医学教育と同じく、医療実践・教育・研究という3本柱があり、加えて地域貢献、在宅医療も視野に入れた活動を考えております。 附属薬局のスタッフ並びに教員が一丸となって、薬科大学の医療実践・教育・研究を志向することが、患者や社会が求める薬剤師のあり方に繋がると思います。 明治薬科大学附属薬局をもっと知っていただき、広めるご支援をお願い致します。(薬局長、臨床薬剤学教授 加賀谷 肇)附属薬局の話題新薬局長の就任挨拶軟膏の混合調剤の体験21

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