明治薬科大学 広報 No.99
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教 職 員 紹 介薬学教育研究センター 教授浦うら辺べ 宏ひろ明あき 私は本学大学院薬学研究科博士課程(前期)を1986年3月に修了後、合同酒精(株)中央研究所を経て、1987年4月に第二生化学教室(世田谷校)の助手として採用されました。本学に勤務し始めてから31年目になりますが、その間、1996年3月に学位を取得し、1999年4月から2000年3月まで、英国ノーリッジのジョン・イネス研究所に博士研究員として派遣して頂きました。専門は応用微生物学で、微生物における抗生物質の生産制御を分子生物学的レベルで解析しています。遺伝子改変による有用物質の生産性の向上や新規抗生物質の創製を目指して研究を行っています。教育では、主に、生化学分野を担当し、基礎専門教育に携わっています。生化学は生命現象を化学的に解明しようとする学問ですが、薬剤師として臨床に必要とされる様々な医療科目の基本となる非常に重要な教科です。今後も「真の力量のある指導的な薬剤師」の養成を目標として、教育・研究を通じ、学生の基礎学力の向上に尽力したいと思います。薬物動態学 教授花はな田だ 和かず彦ひこ この度、薬物動態学研究室教授を拝命いたしました。私は1993年に本学大学院修士課程を修了し、緒方宏泰教授が主宰する薬剤学教室の助手として採用されました。その後は一貫して、患者さん一人ひとりに最適な薬物の用法・用量を科学的理論や根拠に基づいて提案するための研究を行ってきました。また、2002年にはイリノイ大学シカゴ校薬学部およびカリフォルニア大学サンフランシスコ校薬学部において、臨床薬学研修を受ける機会を得て、臨床薬剤師教育について学びました。 今後も薬物治療における個体間および個体内の差異を引き起こす要因を明らかにし、それらを克服する方法論を見いだすことを大きな目標として研究を進めていきたいと考えています。また、教育面では“薬物治療に責任をもてる薬剤師の養成”を基本として、応用薬学の教育に携わり、学生達とともに学んでいきたいと思います。今後ともご指導ご鞭燵のほどお願い申し上げます。薬学教育研究センター 教授山やま﨑ざき 紀のり子こ 1982年薬学部卒業後、保険薬局に約23年間勤務し2005年明治薬科大学実務実習担当講師として着任いたしました。着任後も週末は現場の薬剤師としてスキルアップを積み重ね、現場の最新情報を学生教育・研究へと役立て、2016年には本学にて論文博士(臨床薬学)を取得いたしました。 私が社会に出た約35年前、薬局業務は薬剤調製が中心でしたが、時間の流れと共に医療技術の進歩、医療経済、国民の医療に関する考え方などが大きく変化し、薬局薬剤師の役割も患者中心の業務へと変化しました。そして、これからは地域医療における薬局薬剤師の使命がさらに大きく変わろうとしています。学生には医療現場の過去および現在から将来を見据える能力を養わせ、将来、社会に出てから地域医療への貢献、医療費削減、ネット社会への順応、健康寿命延長への関わりなどにおいて地域をリードし、地域住民から頼られる薬局薬剤師を育てる教育により一層力を入れていきたいと考えています。 今後も自己研鑽を積みながら学生教育・研究に取り組んでまいりたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。臨床漢方 教授矢や久く保ぼ 修しゅう嗣じ 本学に4月1日付で着任しました。私は、1984年に日本大学医学部を卒業し、同附属板橋病院で研修するとともに、内科学Ⅱ教室で高分解能心電図などを研究しました。その後、国立甲府病院、春日部市立病院で内科医としてキャリアを積み、その中で日本の伝統医学である漢方を勉強しました。漢方の寄付講座が2000年に日本大学に開設された際に、この講座に異動し漢方に専念するようになりました。 二十数年間の漢方診療のなかで、漢方の臨床的評価や漢方薬の作用機序などを研究しています。これに加えて、学生や医師を対象とした教育に携わり、漢方独特の診察法を教えるための腹診シミュレータなどを開発しています。最近では、国際疾病分類(ICD)第11改訂に新たな伝統医学分類を加える世界保健機関(WHO)の試みに関して、漢方の国際的な診断名や用語の作成、診断の標準化などの検討に協力しています。 新たな研究室“臨床漢方”では、学生に対する漢方臨床に関する教育ばかりでなく、奥山先生、岡田先生による天然薬物成分を探索する研究を継承しつつ、漢方薬の運用やその薬効に関する研究を推進し、本学の新たな発展のため貢献していきたいと思っています。これからよろしくお願いします。17

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