明治薬科大学 広報 No.98
4/24

バイエル薬品株式会社平成28年8月3日(水)~8月5日(金) 私はバイエル薬品株式会社様で、医薬品の安全性に関する情報を収集・分析・評価するファーマコビジランス(PV)職のインターンシップに参加させていただきました。私は卒業研究でレセプトデータと呼ばれるビッグデータを用いた研究を行ってきましたが、医薬品の安全性を評価する上でビッグデータが有用なのではないかと考え、その点についてより考えを深めるため参加させて頂きました。 3日間のスケジュールで、講義ではPV業務について学んだほか、バイエル薬品の会社概要や主な医薬品の安全対策について学びました。また、講義で学んだことを踏まえてグループワークやプレゼンテーションを行いました。 講義ではまずPV業務の流れを学び、安全性に関する情報の収集・分析・評価それぞれの各論講義を受けました。講義を通して、PV業務では医薬品と副作用の因果関係やその予測性を判断することが重要であり、そのためには自社の医薬品と適応疾患に関する知識だけでなく、合併症やその治療薬に関する知識も重要であることを学びました。また、実際の製品で起こる副作用とその対策についても学び、その後グループワークでは患者さんに副作用への注意を促すための方法を提案しました。患者さんに副作用の初期症状を知ってもらうことが重要で、どのような手段をとれば効果的に周知できるかを考えることが難しかったです。最終日のプレゼンテーションでは3日間で学んだ事を踏まえて、PV業務の中でビッグデータをどのように生かすことができるかというテーマで発表させて頂きました。社員の皆様とのディスカッションを通して、ビッグデータの有用性・限界について考察するとともに、どのようにプレゼンテーションをすればより良く伝わるかを考えることができました。 インターンシップを通して、PV職では自社製品にとらわれない広く深い知識が必要であること、かつ患者さんや医療従事者に安心して医薬品を使ってもらえることを目指すという強い熱意が必要だと感じ、将来は安全性に関わる仕事がしたいと強く感じました。(薬学科5年       )SMBC日興証券株式会社平成28年8月1日(月)~8月5日(金) 今回、私がSMBC日興証券株式会社様のインターンシップに参加させていただいたのは、父が金融関係の仕事をしており、証券会社に興味があったことの他に、もう一つ理由があります。それは、医療という枠組みから外れ、視野の広い柔軟な「見極める力」を磨きたいと思ったからです。 証券会社では、時々刻々と変動する経済の中で情報をキャッチアップし、先を見据え、全体を把握していかなくてはならないため「見極める力」が必要とされます。インターンシップ中、グループ課題を通じて様々な背景を持った学生と話し合い、企業の今後の株価の動向についてディスカッションをし、最終日のプレゼンテーションに向けて実際に自分たちで判断する場を与えていただきました。株価を予測するために、政府の取り組みを読み込んだり、競合他社の経営戦略を調べたり、その会社だけではなく様々な方面からのアプローチを行い、企業や業界を俯瞰することの大切さを実感することができました。5日間のインターンシップを終えて、金融・証券の知識をつけることができたと同時に「見極める力」の一部を学ぶことができたと感じています。 私たちはこれから、就職活動を行い、自分のキャリアを選択するにあたって、「その企業がどれだけ成長するのか」、「自分がどのキャリアを積むことが必要であるのか」、“絶対”というものはありませんが、自分自身で見極め、判断し、決断を下さなくてはなりません。 私自身としては、将来は様々な医療機関で多くの医療従事者と関わりを持つことにより、「今の医療でするべきことは何か」、「どのような医薬品が患者さんに必要とされているのか」を直接肌で感じ取り、そこで吸収したものをアウトプットし、医療業界に大きく貢献する人材として活躍したいと考えています。この私の将来像を実現に一歩でも近づけるために、今回インターンシップで得られた「見極める力」を活かし、どの企業なら一番自分らしく実現できる環境なのか、そのために今何をするべきなのかをよく考え、これからを過ごして行きたいと思います。(薬学科5年       )インターンシップ実施報告 学生が企業等で就業体験をするインターンシップは、夏期休業期間中に3〜5日間の日数で実施され、今年度、製薬・CRO・卸・公務員等あわせて32の企業・団体にご協力いただき、62名の学生が参加しました。参加学生はその成果を11月25日(金)のインターンシップ報告会で、お世話になった企業・団体の皆様を始め、教職員、在学生の前で発表しました。インターンシップで社会人の方や他大学の参加者と触れ合う機会をもち、直接現場を体験し、そして最後に発表することで、学生が大きく成長することをつくづく実感しました。(キャリア支援課長 高沢 千鶴子)3

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る