明治薬科大学 広報 No.98
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akiba:F献血ルーム平成28年8月2日(火)〜6日(土) 今回、私が体験した活動は、ドナーさんの誘導、ドーナツの配布、献血手帳・カード返却、献血ルームの勧誘、高校生のボランティアへの業務指導、採血室の見学の6つでした。特に興味を覚えたことは、「献血の依頼」です。ドナーさんの中には、依頼をされて献血をする方が、実習期間1日につき約20人いました。献血依頼について、施設の職員さんからは、患者さんの血液型とドナーさんの血液型が適合した場合、依頼をしていると伺いました。その際に、より具体的に、どのようにして、血液の種類を調べているのか疑問に思いました。「日本赤十字社」のHPによると、血液の種類は赤血球、白血球、血漿、血小板の型により決まるそうです。例えば赤血球の型は、ABO式血液型に加え、アカゲザルとの共通抗原の一部を持っているかいないか(Rh血液型、-D-(バーディーバー)血液型など)、その他のある特定の抗原を持っているかいないかを知ることにより、調べるそうです。また看護師や職員の方にも少し伺ったのですが、白血球や血漿、血小板も同様にHLA(抗原)や含有タンパク質の違いから型を調べるそうです。今回は、成分献血で得られた血液製剤も実際に見せていただいたのですが、上述の抗原を調べる抗体検査や遺伝子検査の様子も、機会があれば血液センターに行って見てみたいです。最後に、今回の実習では人と接する機会が多く、様々なことを知ることができ、勉強になりました。(2年A組      )信愛デイケアセンター平成28年8月15日(月)〜19日(金) 今回、介護される側の立場で活動を行うことができ、将来働くときに介護される側の気持ちを知り得たことは良いことでした。なぜなら自然に利用者と会話する時間が多く、持病の話や薬の話を聞くことができ、特に興味深かった話は麻痺や糖尿病と長く付き合っている方々の話です。そのような方々からは、薬の大きさはさして問題にならないけれど、一回に飲む薬の量が多くて嫌になることや、飲み忘れ防止のために薬局で薬を小分けにして日付ごとに区切られたケースに入れてもらっているといった話を聞くことができました。薬を飲む方がこのように感じ、また私は薬局でこのような工夫をしているのかと驚き、将来自分が薬剤師として働くときに気を付けなければならないと感じました。最後にこの実習で得られた最も大きなものは、高齢者とのコミュニケーションの取り方です。模索する中で見つけたことは大きく分けて3つのことです。一つは大きい声ではっきりと喋るようにする。二つ目は聞き取れなくてもあまり気にしない。三つ目は喋るよりも聞いたほうがスムーズに会話ができるということです。これらの体験学習で学んだことを大切にして将来高齢者や患者に寄り添えるような薬剤師を目指し、薬局や病院での仕事に役に立てたいです。(2年C組     )ドナルド・マクドナルド・ハウス ふちゅうハウス平成28年8月29日(月)〜9月2日(金) 今回、主として利用者さんの部屋の清掃を行いました。私がお部屋のバスルームを掃除しているとき、事前に渡されていたチェック項目の中に、「シャンプーやせっけんなどの補充」という項目がないことに気づきました。理由をスタッフの方に確認してみたところ、「すべて寄付されたものだから、使い切るまでは補充をしない」とのことで驚きました。また、夜中に施設を見守る「ナイトボランティア」の方をはじめとしたボランティアの方々とお話をしたり、150人のボランティアの紹介文を読んだりしたことで、ボランティアの存在の大きさを感じました。ドナルド・マクドナルド・ハウスを一番に支えるのは、「寄付」と「ボランティア」なのだといいます。寄付されたものは利用者さんが使うだけではなく、ボランティアの方々が日々の作業をするためにも欠かせません。この二つの支えは、家族がすぐ近くで病気のこどもを見守ることを可能にし、これがこどもの回復という最大目標の達成につながるのです。私は、今回の体験実習の中で、このような支援が次の支援を生むような仕組みが、どれだけ重要でどれだけの成果を生むのか、そして、どれだけの人がそこに関わっているのかということを知ることができました。ボランティアというものは、あらゆる最大目標を達成するためのいくつもの活動を途絶えさせないようにすることなのだと感じました。(2年B組      )体験学習実施報告 平成28年8月2日から9月3日までの期間に、薬学科2年生(総数321名)の体験学習を実施しました。体験学習では、それぞれの実習施設において、5〜6日の業務体験を行うことを主眼としています。実施施設は、主に都内の献血センターと数カ所の地方の献血センター、デイサービスや入所の福祉施設、病院・診療所、そして、医療系NPOのボランティア団体です。いずれも、たった5日程度では、お手伝いの一つも十分にはこなせなかったかもしれませんが、多くの学生は積極的に参加して、医療や福祉に関連する職業の体験を行いました。より期待される薬剤師を目指す上で何が必要か、得るところは多かっただろうと感じます。(体験学習部門長 東 恭一郎)2

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