明治薬科大学 広報 No.98
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平成29年度予算編成方針は、平成28年10月12日(水)定時理事会で承認されました。今後、この方針に基づき予算を編成いたします。平成29年度 学校法人明治薬科大学 予算編成方針−事業計画・予算の策定に向けて<基本方針>−−第2次中期経営計画を踏まえて− 本学は、薬学の普及と社会に有用な薬剤師を養成し、医薬分業を実施し、もって国民の保健衛生へ貢献することを『建学の精神』とし、これまでの115年を超える歴史の中で、堅実かつ着実に歩んでまいりました。 法人は、新たな100年を刻むための指針として、平成28年3月25日に『学校法人明治薬科大学運営の大綱』を制定し、創学者恩田重信(剛堂)先生の『建学の精神』を継承しつつ、新たな社会環境の変化に対応できる大学運営を目指すことを決意しました。 さて、私立大学を取り巻く環境として、①少子化による18歳人口の減少、②学生確保における大学間競争の激化、③教育研究の質の保証の重要性、④自己点検・評価と認証評価による教育研究の不断の改革などが挙げられます。 そして、このような環境下にあって、私立大学においては、①入学定員充足率の低下 (100%未満の大学の割合は、24年度45.8%、25年度40.3%、26年度45.8%、27年度43.2%、28年度44.5%) ②収支状況の悪化 (帰属収入で消費支出を賄えない大学法人の割合は、22年度38.2%、23年度41.8%、24年度34.9%、25年度31.9%、26年度32.7%)となっています。 なお、私立薬科大学(薬学部)の入学定員充足率は、24年度100.6%、25年度108.9%、26年度106.4%、27年度102.2%、28年度98.6%となっており、入学定員充足率が100%未満の私立薬科大学(薬学部)の割合は、24年度33.3%、25年度19.3%、26年度19.3%、27年度28.1%、28年度35.1%となっています。 次に、本学においては、財務状況の面では、27年度決算で、教育活動収支差額比率12.7%、経常収支差額比率14.3%、事業活動収支差額比率14.5%、基本金組入後収支比率93.8%であり、短期的な収支均衡の状況を示す、当年度収支差額はプラス(314,495,345円)でしたが、翌年度繰越収支差額はマイナス(830,817,946円)であるなど、長期的な収支均衡は達成できていません。なお、その他の主な財務指標は、学生生徒等納付金比率81.7%、寄付金比率1.8%、補助金比率6.7%、人件費比率39.8%、教育研究経費比率40.5%、管理経費比率5.2%、減価償却額比率16.0%、基本金比率8.9%、人件費依存率48.8%です。 教育研究面において、学部では平成28年3月に卒業の薬学科第5期生の薬剤師国家試験の合格率と就職動向を検証しつつ、引き続き、平成27年度に導入した新薬学教育モデル・コアカリキュラムに基づいた薬学科と生命創薬科学科のカリキュラム等の円滑な実施を図ります。また、大学院においても、生命創薬科学専攻博士課程(前期)修了者の就職動向を踏まえ、生命創薬科学専攻博士課程(前期・後期)、薬学専攻博士課程〔4年制課程〕と併せて、高い教育研究水準を維持していくための教育研究体制の更なる整備充実を図ります。 以上のことから、役員と教職員は、「建学の精神」、「学校法法人だより法人だより人明治薬科大学運営の大綱」、「学校法人明治薬科大学法人経営戦略H28〜H31」、「学校法人明治薬科大学行動規範」の理念や目標を踏まえて、上記の学内外の環境を十分認識するとともに、コスト意識(費用対効果)を持ち、予算の実行(事業の遂行)にあたり最小の費用で最大の効果を発揮するよう努めるものとします。 平成29年度予算編成は、教育研究の事業の永続性と財政の健全性の確保に配慮しつつ、教育環境の必要な整備に向けた予算を確保します。さらに、予算と決算に著しい差異(乖離)が生じることのないよう、前年度に実施した事業の検証を行い、予算概算請求の査定を厳格に行い、適切な予算編成を実現します。 収入面においては、公的研究費等の外部資金の獲得、資産の効率的な運用等による利息収入増に取り組むとともに、一方、支出面においては、教育研究環境の整備・充実に努めるとともに、適切な経費削減を図ります。 また、重要な財務指標に関して、目標数値を設定することにより、予算編成の段階で単年度の収支均衡を図るとともに長期的な収支均衡を実現できるよう努めることとします。具体的には、事業活動収支計算において「経常収支差額比率」7%以上を目標とします。 そして、次の15項目を基本方針とします。 1 薬学教育・研究環境の整備・充実 2 財政基盤の確立と経営効率化  3 組織・人事・給与制度の整備 4 社会貢献の充実  5 認証評価機関による外部評価への対応  6 環境マネジメントシステムの構築と運用 7 明治薬科大学女子寮せせらぎの円滑な運営 8 明治薬科大学附属薬局の健全な運営 9 東久留米サテライトキャンパスの効果的な活用 10 情報セキュリティ及び防火・防災などの危機管理体制等の整備・充実 11 剛堂会館の将来構想に関する基本計画の策定 12 維持員の増強及び維持員制度の充実と活性化の検討 13 広報活動を通しての本学ブランド力の向上 14 平成30年の清瀬キャンパス開校20周年記念事業の準備 15 大学の将来構想に関する幅広い検討〈基本方針〉₁. 薬学教育・研究環境の整備・充実 (₁) 教員組織の整備及び研究体制の充実  ①適正な教員配置による教員組織の更なる充実を図るため、分野別のバランスにも配慮し、教育・研究業績の優れた教員を登用し、研究室3人体制を目指す。  ②平成26年度に改編した、薬学教育研究センターの組織及び役割等の点検・見直しを行い、更なる運営の充実を図る。 (₂) 研究設備機器に関する環境の整備 研究設備の環境を維持・向上するため、機器分析センターなどにある高額機器などについて、必要に応じて計画的に更新、拡充に努める。 (₃) 薬剤師国家試験対策の充実 薬学科第5期生の薬剤師国家試験の結果を検証しつつ、真の合格率向上を目指しながら、継続して高い合格率が維持できるよう、国家試験対策講習会、国家試験問題解説書15

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