明治薬科大学 広報 No.98
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定年退職を迎えて薬学教育研究センター 教授足立 茂 昭和52年に着任以来、世田谷校薬剤学教室(上杉 孝教授)と分析化学教室(中野 三郎教授)にお世話になりました。前者ではbilirubinのグルクロン酸抱合を、後者では急性薬物中毒について研究してきました。そして、大学のご理解のもと、Northwestern 大学医学部消化器内科(シカゴ)へ留学する機会を与えて頂き、bilirubinの代償代謝経路を探索しました。その後、平成10年に清瀬キャンパスへ移転統合とともに薬学教育センターに異動になりました。ここからは、学生実習の円滑運営を担当し、平成18年からは薬学部6年制移行に際し、体験学習を組織することになりました。同時に前学長久保陽德先生のご配慮のもと国立病院機構・東京医療センターにて救命救急における急性薬物中毒の対応をすることになり現在に至ります。 以上のような経験は、多くの教職員の方の御支援を頂いたからにほかなりません。一方、卒業生を含めた学生の皆さんから、多くのことを学びました。なぜわからないのか、どうしてそう考えるのか、突き刺さるような質問、そして輝いている眼差しからは、教育の醍醐味を教えて頂きました。ありがたく思います。明治薬科大学の益々のご発展をお祈りしております。医療製剤学 教授石井 文由 昭和54年11月本学に着任以来、約37年の長きにわたり大変お世話になりました。この間、学生時代の勢いそのままに衰えることなく、今日まで教育、研究、管理運営、社会貢献等、何事にもがむしゃらに突っ走ってまいりました。教育のための資料作り、研究のための情報収集や企画立案、考察のための思考、企業や薬局病院等外部との交渉、共同研究等に要した時間、全ては費やした時間に比例して成果がついてくることに帰着し、時間をかけた熟思黙想は能力や要領よりも勝ることを体得することができました。本学で得られた知識や技術をはじめとする探求魂は、一重に本学の諸先輩教職員や同僚および学生さん達によって授かったものであり、非常に大きな実りある財産として拝受することができました。私が取り組んできた研究内容は、全て患者そして社会に貢献することを常に念頭に置き、研究室スタッフや周囲の方のお力を借りて、そのいくつかについては実現を叶えることが出来た事を誇りに思います。 今後も明治薬科大学を支えるすべての人々のご活躍と、フラッグシップのとれる発想豊かな人材の育成の場としての明治薬科大学の益々の発展を心からお祈りしたいと思います。天然薬物学 教授岡田 嘉仁 学生時代から永きに渡り明治薬科大学でお世話になりました。昭和55年からは世田谷校生薬学研究室(現天然薬物学研究室)に籍を置き教育・研究や委員会活動に携わって参りました。その間、創学100周年、統合移転、薬学6年制など大きな出来事もありました。教育では生薬学・薬用資源学・天然物関連の講義や実習などを中心に環境化学生態学やコース特別実習なども担当いたしました。委員会活動では薬草園、図書館・資料館関係、ISO関係にもかかわって参りました。研究面ではMSやNMRなどの分析機器を使用することも多かったので、分離分析技術や分析機器の精度の進歩を目の当たりにした気がします。そのようなことから、歴史を学んで初めて現代の価値がわかることも知りました。多くの教職員の方々や卒論生ならびに学外の方々と出会い、支えられ、そこそこ健康で今日を迎えられることが出来ましたことに感謝しております。あらためて御礼申し上げる次第です。時代は常に変化して流れていきます。最終的には世の中のニーズに左右される場合も多々ありそうですが、創学120周年さらには130周年へ向けて教職員の皆様が一丸となって本学の発展にご尽力頂けますよう祈念しております。13

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