明治薬科大学 広報 No.98
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日本薬史学会2016年会 特別講演・市民公開講座清瀬市と市内3大学連携事業 清瀬アカデミア 平成28年10月29日(土)、明治薬科大学から後援をいただき、「日本薬史学会2016年会」を本学の総合教育研究棟フロネシスにて開催いたしました。本学会は朝比奈泰彦先生、柴田承二先生を始め薬学の重鎮の先生方が名を刻んで来られた学会で、その年会を本学にて開催出来ましたことは大変名誉なことと感じている次第です。折角本学にて開催する機会を頂きましたので、特別講演の一つを一般の方にも聴講していただきたく、市民公開講座として実施いたしました。 講演者は国立科学博物館の産業技術史資料情報センター長の鈴木一義先生で、「江戸時代の科学技術に見る日本の文化と心」と題したテーマでお話し頂きました。鈴木先生は平成26年に同博物館の特別展「医は仁術」を監修されましたように、モノづくりだけでなく本草学をはじめ医薬の歴史にも精通されており、いつも興味深くまた楽しく拝聴出来るお話をしてくださいます。鈴木先生が所有されています膨大な資料の写真だけでも必見に値しました。 日本人が磨き上げてきたモノづくり、それは使う側に立つ視点と独自の美意識、感性により、単なる機能美を超える「用の美」を職人や匠らが無意識に人々の日常の中に、モノづくりに組み込んできた、というようなお話、「仁の心」、江戸時代に杉田玄白らが訳した「解体新書」に関連したお話、江戸時代の漢方医の吉益東洞の薬箱など、鈴木先生ならではの語り口で大変良い講演会を開催することが出来ました。健康や薬に関する講演会ではないにもかかわらず、年会参加者以外にも60名程度の一般の方々にご参加頂きました。ご講演頂きました鈴木先生はじめ関係各位にあらためまして御礼申し上げます。(天然薬物学教授 岡田 嘉仁)ステムを整備する必要があるとしています。市民・行政・医療・福祉関係者等を含めた「互助」、「共助」の視点に基づく、地域の特性に応じたシステムを考えるうえで、有益なシンポジウムとなりました。(総務部長 須藤 功一) 平成28年11月16日(水)、清瀬市のアミューホールにおいて清瀬市と市内3大学(日本社会事業大学、国立看護大学校及び本学)による平成28年度連携事業「清瀬アカデミア」が開催され、一般市民や医療・介護施設関係者等多数の参加がありました。 今年度は、メインテーマとして「在宅医療・介護のあり方」を掲げ、地域包括ケアシステムの構築に向けた医療と介護の連携のあり方について、地域医療に従事している医師による基調講演、並びに3大学及び清瀬市による福祉・看護・薬剤師・行政の立場からの発表に続き、コーディネーターの進行の下でパネルディスカッションを行いました。 本学からは、パネリストとして附属薬局の中島正登管理薬剤師が、「地域包括ケアにおける薬局薬剤師の取り組み」について、かかりつけ薬剤師、健康サポート薬局、ICT(情報通信技術)を活用した多職種連携などの取り組みについて発表しました。 清瀬市では、平成30年4月までに地域包括ケアシ11

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