明治薬科大学 広報 No.100
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コース特別実習・演習 私は、医薬品の誕生に関して、通常の実務実習では中々経験できないとても貴重な現場を見られるのではないかと思い、臨床開発コースを選びました。 医薬品の開発現場における薬剤師の仕事は、被験者への投薬はもちろんのこと、治験薬の厳重な管理や医薬品の承認に必要な書類を作成すること等、多岐に渡ります。まだ医薬品として認められておらず、時には「ヒトに初めて投与」、「日本人に初めて投与」というような治験の世界では、過剰な効果の出現や未知の副作用に備えての安全性の確保は必須です。承認に必要な細かなデータ採取と被験者の安全を守る現場では、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師等の他職種連携がとても密接であり、正にチーム医療が行われていました。 私はコース実習中に被験者を対象にアンケート調査を行い、その結果を日本薬学会で発表する機会に恵まれました。医薬品の承認書類に関して適切な言葉の選択が求められる実習現場の教育担当者からは、学会でのポスター発表に際して沢山の指導をして頂き、言葉を選ぶことの大切さと難しさを実感しました。 実習中に学会発表可能な調査・研究ができる自由度の高さと、それに協力して下さる実習施設の教育担当者の方々や本学のコース担当の先生方がいるというのは臨床開発コースの魅力の一つだと思います。コース実習を通じて感じた医薬品開発の大変さや服用時点・服用回数の根拠、言葉選びの重要性を念頭に置きながら、将来薬剤師として仕事に活かしていきたいと思います。(薬学科6年 平田 千裕) 地域医療コースでは、患者を対象とした薬物療法のみならず、地域住民の健康サポートを含めた薬局薬剤師の社会的役割を修得する実践的教育を目指しています。そのために、11週間の薬局実務実習で修得した内容から更に発展させたアドバンスト教育を提携薬局施設において実施しています。 本コースでは、実習を通して地域医療における問題発見能力を養うとともに、問題解決に向けた提案をするため各自が研究テーマに取り組みます。週4日の提携施設での実習に加え、毎週金曜日6~7名の少人数グループ(担当教員2~3名)で学内ゼミを行います。各自の研究テーマや課題について積極的なグループ討論を行い、最終的には論文形式でのレポート作成能力、報告会でのプレゼンテーション能力を養います。 本コースの学生からは11週間の薬局実務実習では得られなかった地域医療への使命、やりがいを修得したとの好評価を受けています。(コース責任者 薬学教育研究センター臨床薬学部門地域医療学教授 山﨑 紀子) 新薬の誕生には、有効性と安全性の証明が必要であり、医薬品を適切に使用するためにも情報が必要です。そこで、新薬の開発や治療のための根拠を見出すために行われるのが、治験や臨床試験です。治験や臨床試験は、健康な人や患者を対象に研究を行うため、その科学性だけでなく、倫理性が担保されなければならず、そのための指針や規制(治験はGCP省令)に則ることから、治験を企画依頼する者、実施する者、管理する者、監査する者、審査する者など様々な職種が関与します。このような観点から治験(臨床試験)は、被験者の安全を確保するために(治験)責任医師を中心に様々な職種が専門性を活かして協力するチーム医療と言えます。このチームの中で、薬学的な専門知識を活かして貢献できる薬剤師を育てることを目的として、臨床開発コースでは、治験(臨床試験)を実施している医療機関や企業で約3ヶ月の実習を行っています。 本コースでは、実習開始前の4月に講義と演習を行っています。講義では、治験のプロセスと実施体制、治験・臨床試験の倫理指針、試験デザインなど治験に関する知識の確認をし、模擬治験審査委員会(IRB)やインフォームドコンセントのロールプレイ演習では、薬に関する情報や臨床試験データの解釈、倫理的配慮も意識した演習を実施しています。また、ビジネスマナーやPC教室といった社会人としてのマナー教育も行っています。治験や臨床試験では機密事項も扱うことから守秘義務の重要性についても指導しています。実習終了後には、期毎に学内での実習報告会を行い、それぞれの実習施設で学んだ成果を発表します。また、年に一度、実習施設の先生方に学生の実習成果を発表する全体報告会も開催しています。(コース責任者 薬学教育研究センター臨床薬学部門臨床情報評価学准教授 門田 佳子) 診療報酬改定により薬剤師に求められることが変化している中で、私は地域における薬剤師の在り方を学びたいと思い地域医療コースを選びました。 私がお世話になった実習先は調剤併設型のドラッグストアだったため、OTC医薬品について詳しく勉強させて頂きました。実習では、OTC医薬品の使用実態に関する研究を行う機会があり、来局者にアンケート調査を行った結果、OTC医薬品は気軽に購入できるため、誤った使い方をしている購入者が数多く見られることを知りました。この結果を踏まえて、地域の人々の健康を守るために、薬剤師がOTC医薬品にも積極的に介入していく必要性があると感じました。また、今回のアンケート調査を通して多くの方々とコミュニケーションを図ることが出来ました。薬や健康に関する相談を受けることもあり、薬剤師は地域の人々の健康相談の担い手になっていると実感しました。 私は、地域医療コースでの実習を通して、薬局薬剤師は地域の人々と密接に関わって健康をサポートすることが出来ると感じました。また、地域医療コースでの経験が、将来薬局で勤めようと思う一番の決め手になりました。私は、患者さんや地域の方々に寄り添って健康サポートが出来る薬剤師を目指していきます。(薬学科6年 當眞 瑠美)地域医療コース臨床開発コース10

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